「正直どうでもいい?」

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『シャニマス』シナリオ資料・最強リセマラランキング~『MUSIC DAWN』パンフレット&BD編~

(注)

本記事は「テンション上がりすぎて記事書いちゃったんだけど投稿する場所がない」という「そんなテンションの上がり方ある?」なアッパーすぎる友人・葵が書いてきたものを掲載しています(管理人・漣)

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まずは結論

『MUSIC DAWN』のイベントグッズ二次受注販売が11/15 (日)までなので、公式パンフレットを(シナリオやキャラクターの資料として)買おう!

※二次受注販売の当該商品URL / https://shop.asobistore.jp/products/detail/152202-00-00-00

 

理由な目次

1. 『MUSIC DAWN』とは?

2. 『MUSIC DAWN』公式パンフレットの変  

3. 概要~パンフレット編~

4. 概要~BD編~

4.5 概要~ノクチル、或いは樋口円香編~  

5. まとめ

6. 閑話

 

1. 『MUSIC DAWN』とは?

シャニマス※1の為、5億年ぶりに筆を執った葵(あおい)です(挨拶

 

まず、あなたは『MUSIC DAWN』を知っているだろうか?

正式名称は『THE IDOLM@STER SHINY COLORS MUSIC DAWN』。

ググったりしてもらえれば何となくでも掴めるだろう。要は「配信ライブ」だ※2

配信であろうと、P※3にとっては実に8ヶ月半振りのライブであり感極まった……などは本記事の主題ではないので割愛する。

 

その『MUSIC DAWN』物販(※公式通販)で、「そのグッズでそんな事する!?」・「シャニマス君そういう所だぞ!?」が発生している。

但し、このミスマッチは当該グッズの本来の性質と公式の宣伝下手により、明るみに出ていないように見受けられる。

しかし、この当該グッズ、今まさにシャニマスにハマっている感情豊かな拗らせP達にこそハマりまくるはずなのだ。

そこで、「是非もなし」と5億年ぶりに筆を執った。

 

2. 『MUSIC DAWN』公式パンフレットの変

当該グッズは、公式パンフレットと(公式パンフレット特典の)BDだ。

普通に考えて、ライブのパンフレットはお布施の意味合いが特に強いファンアイテムだ。

況してや、中の人とも言われる演者の方々に興味がなければ、ファンとて買わないだろう。

特典のBDなど、演者の方々を映している訳なので、その最たる物であると思っている。

 

――だが、ここに、例外が存在する。

 

3. 概要~パンフレット編~

まず、このパンフレットの質問と回答から"""強い"""。

例えば、演者の方々に「シャニマスでお気に入りの曲を1曲選ぶとしたら?」と質問している。

もし自分が同じ質問をされたら、リップサービスや自分の担当楽曲への想い入れ、そういった感情で自分の歌唱曲を選ぶだろう。

しかし、演者の方々は「ガチ」で答えている。何と、厳密に自分の歌唱曲を挙げている方は、放クラ3名しかいないのである。

むしろ、他の演者やユニットの楽曲を答えている方々が圧倒的なのだ。

 

……俺達か?

ちなみに、筆者は『MUSIC DAWN』開催日にシャニマス楽曲プレゼンを行い、各ユニットベストを友人と協議したりしていた。

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4. 概要~BD編~

ともあれ、このパンフレット、まだ児戯に等しい

本番は、まさかまさかのBDの方なのだ。

 

「演者を映すBDで一体何が……?」の解が、以下の質問だ。

Q1. 「担当アイドルとのこれまでの印象的な出来事を振り返って下さい」

Q2. 「担当アイドルのセリフで印象に残っているものはありますか?」

Q3. 「衣装(サンセットスカイパッケージ)について」

Q4. 「2周年を迎えた今の気持ちをプロデューサーさんへ」

 

2つ目の質問、283プロダクションでPを務めている各位は「ティン!」と来たのではないだろうか?

そう、演者各位は「具体的なコミュ」を想い入れたっぷりに挙げて来る……!!

そりゃそうだ。「一番印象深い台詞」を質問されたのだ。演者として実に誠実な回答だ。

しかし筆者は「演者を眺めよう」という実に安易な心構えでいたので、ぼくの心のやわらかい場所を今でもまだしめつけられる。

 

例えば、月岡恋鐘 役の礒部花凜 さん。明言していないが、完全にG.R.A.D.である。

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恋鐘のG.R.A.D.をクリア済みなら、礒部さんの語る「恋鐘の283プロのアイドルとしての想い」が如何程のものか、言葉でなく心で理解できるだろう。

 

同様に明言はしないが、田中摩美々 役の菅沼千紗 さんは、完全に【パープル・ミラージュ】である。

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【パープル・ミラージュ】は、摩美々/Zeroとまで言われる、摩美々の過去、アイドルになる事を決心した経緯、Pという存在への本音を描いた傑作の一つだ。

そんな重要な内容をメインシナリオではなく、期間限定ガチャでやるな。シャニマス君、本当にそういう所だぞ?????

惜しむらくはシャニマス七つの大罪の一罪・期間限定であるため、今は入手手段がない事だ……。

この流れ、FGOでも山程見て来た構図なので、ガチャや期間限定は本当に悪い文明。次のユガでは不出来で邪悪な存在として消されて星井。

 

八宮めぐる 役の峯田茉優 さんは、彼女自身が有名なPだ。故に、質問の意図の汲み取りも取り分け上手い。

1つ目の質問への回答から具体的なカード名と共に、めぐるとのエピソードを語り始める。

【チエルアルコは流星の】

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このカード名だけで、めぐるPやめぐる担当はお気持ちになれるだろう。

しかし、まだ終わらない。本命の2つ目の質問への回答が残っている。峯田さんは続ける。

【小さな夜のトロイメライ

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筆者は絶叫した。

チエルアルコ→トロイメライ聖蹟桜ヶ丘(汎人類史)の最強コンボであり、オーバーゲージからのオーバーキルである。

しかも、【小さな夜のトロイメライ】で語られる台詞は勿論、めぐるP/めぐる担当/P各位がお気持ちになったであろう、Trueの「あの台詞」なのだ……。

 

放クラは、お気持ちになりがちなユニットではないから大丈夫だろう?

かく言う筆者もそう油断した一人なので、シャニマスという過酷なニューメキシコの荒野でその辺のサボテンに刺されて死んだ。

参考までに、西城樹里 役の永井真里子 さんからは【坂道だらけのこの街で】が語られ、筆者は「何……だと……?」と反応しながら泣いた。

 

そして、ここから、即ち後半の比重が馬鹿なのである。

アルスト→ストレイ→ノクチルだ。

無理でしょ?(素

 

アルストは、筆者が冷静でいられなくなる懸念があるため、一部のみ抜粋をご容赦いただきたい。

但し、共通して出て来るのが『薄桃色にこんがらがって』な時点で、ご推察いただけるのではないだろうか?

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前川涼子 さん(大崎甜花 役)&芝崎典子 さん(桑山千雪 役)

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ちなみに、大崎甜花 役の前川涼子 さんはさり気なく【I-DOLL】にも言及してくれ、視聴者のお気持ちを加速させる。

 

ストレイは、そもそも演者3人が"""強い"""ストレイのオタクであるため、言うまでもない。

かの有名な「あんたはここでふゆと死ぬのよ」の黛冬優子 役の幸村恵理 さんに限らず、他2名も全く休ませてくれない。

 

4.5 概要~ノクチル、或いは樋口円香編~

しかし、最大の問題はノクチルであろう。

ノクチルは、「さよなら、透明だった僕たち(チルアウト・ノクチルカ)」とかいうOSRキャッチコピーと共に、今年の2周年で実装された新ユニットだ。

「さよなら、透明だった僕たち(チルアウト・ノクチルカ)」、最早ルビですらなく、筆者は直近の類似例は「蒼輝銀河即ちコスモス(エーテル宇宙然るに秩序)」しか知らないぞ?

このノクチルによって、シャニマスという地獄天国に足を踏み入れた各位や、透明にこんがらがった各位も多いだろう。

 

そんな各位に、このスクショだけは届けたかった。

尚、樋口円香 役の土屋李央 さんは、この時点で最低でも『天塵』までは収録済と推測される。

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え?????

は?????

待って。

 

樋口円香というアイドルは、現在進行系で、こうした内面が描かれつつあるのだ。

こういった事は、限界円香P/円香担当の間では考察されている事ではある。

だが、公式監修のBDで演者が明言……だと……?

感情が追い付かない。人生で一番チルアウト・ノクチルカになった。

 

追撃の如く、福丸小糸 役の田嶌紗蘭 さんも【ポシェットの中には】等を語り、市川雛菜 役の岡咲美保 さんからも雛菜の抱えているであろう「不穏」が仄めかされる。

黒崎一護さんレベルで、終わりだ……。もう1年くらい、ノクチルに心を掻き乱される事を悟った。

そんな折、『MUSIC DAWN』Day 2の「任せた」「……任された」があったのだ。

……思い返すと。今でも、胸が痛くなる(特別意訳:号泣する

「僕たちは、きっと大丈夫だ」だと、ノクチルも光になるのだと、公式自ら示してくれた。

 

5. まとめ

さて、以上は「ほんの一端」でしかない。このような情報が当然ながら「23人分」収録されている。

どれも、シナリオゲーやキャラゲーとして、シャニマスにハマっている各位に特攻だと思わしい。

 

故にこそ、本記事冒頭の結論を繰り返そう。

「『MUSIC DAWN』のイベントグッズ二次受注販売が11/15(日)までなので、BD付パンフレットを(シナリオやキャラクターの資料として)買おう!」

※二次受注販売の当該商品URL / https://shop.asobistore.jp/products/detail/152202-00-00-00

 

言うまでもなく、演者のファンな各位や2周年衣装(サンセットスカイパッセージ)に興味関心を持つ各位には、もっともっとお勧めできることを付記しておく。

 

6. 閑話

筆者はブログ執筆が年単位ぶりなので、拙い所も多々ありまくると思うが許していただきたい。

また、スクリーンショットの引用表記が誤っている場合等、以下宛ご指摘いただけたら修正する。

@xiang4ri4kui2

 

また、本音として、この記事執筆は悩んだ。

というのは、シャニマスアイドルマスターは、別に演者を追う必要があるコンテンツではない」からだ。

例えばゲーム、例えば楽曲、それだけでも充分にファンである。

人によっては「キャラクターと演者は切り離しておきたい」という方もいるだろう。

P歴14年の自分でも、昨今のライブ偏重な気がしなくもなくもない傾向に思う所は正直ある。

 

だからこそ本記事が、ライブ推奨や演者との接続推奨として機能することを今でも懸念している。

でも、仕方がない。本記事を書いてでも、届けたいと思ったのだ。

筆者のシャニマスへの想いは、それほどに強かった。

 

だから、本当の本当に最後に、もう一度書いておきたい。

シャニマスアイドルマスターは、別に演者を追う必要があるコンテンツではない」

 

それでも、今回紹介した「『MUSIC DAWN』公式パンフレット」は、シャニマスを楽しんでいるP各位に資するものではないかと思っている。

筆者としては、マストバイ……とまでは言えなくとも、本記事のために(年単位ぶりに)筆を執ったくらいには強くお勧めする逸品である。

 

尚、もしここから演者の方々の沼にも沈みたい好事家の各位には、某SoundなOrion、某居酒屋、某しぇあなはうしゅ etc.etc. と介護も手厚い。

それ等に関しては、やはり本記事の主題ではないので、また筆を改めたい。

……いや、むしろ、そこは筆者の管轄ではないのでは?

 

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脚注

※1. 『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の略称。要は、色々あるアイマスのシリーズの1つという捉え方でOKである。
※2. 本記事を読む上で特に見る必要はないが、一応URLを併記しておく。 / https://idolmaster-official.jp/live_event/shinycolors_musicdawn/
※3. プロデューサー&プロデュンヌの略称。男性や女性を問わない、アイドルマスターのファンの総称という捉え方でOKである。

シャニマスサマーアイドル2020 一人反省会

11/7追記

今見返したらツイッター上のサマーアイドル投稿ぜんぶ見れなくなってる・・・?画像保管してなかったの残念・・・

 

ーーーーー

 

#シャニマスサマーアイドル2020

 

シャニマスサマーアイドル2020、それはポエムバトルの様相を呈したひと夏の思い出・・・。

 

お題となる夏のアイテムや行事が発表され、それに合うようなカードイラストとオリジナルのキャッチコピーを添えて投稿するという企画。

急に餌をブチまけられ慌てふためく感傷だらけのシャニマスP。いまシャニマスに熱中しているようなオタクは情緒をこじらせることと紐とくことに快感を覚える連中しかいないので親和性がバカみたいに高い企画なのだった。まさかオリジナルポエムで勝手に文脈を付与していいぞ!と新しい遊びの場を得てしまった。

最初は自分も企画がよく理解できなかったが、開催されると同時に衝撃が走る。

 

 

企画ページがリリースされるや否や、いやもうこれ”正解”だろ!!と爆笑しちゃったな。「ぼくらは乾いてる、いつだって」というコピー、ノクチルというグループの性質とドラマ、そして水分補給飲料、すべてがシナジーを生んでいる。

いま振り返っても明らかに正解だ。だからこそ、がぜんワクワクしてしまった。もとよりブログでポエム吐き散らかしているので羞恥心もなにもないのである。

 

というわけで本日9月16日、夏の気配も静まったこの頃、シャニマスが2020年の夏を締めくくった。受賞作が発表されました。

 

 

 

 

 

 

うめぇ~~~~~~~~~~~!!!!!!!!

シンプルに、イラストとキャッチコピーが響き合っている。自分もこのイラストを使った投稿はしたんですが、必要だったのはこの視点だったんだ、と。商品を購入し飲んだあとのドラマに目を向けているので販促コピーとしての役目も効果的にこなしている。抜群にいい。ポエジーの瞬発力と、企画の意図を汲んだ広告作品としての完成度のバランスが完璧じゃないか。すばらしいですマジで・・・。

 

 

 

 

というわけで説明終わり。ここから自作の反省会です。

一人反省、全体としては

・企画の意図を無視し情緒に振りすぎた

・趣味のまま書いたらどこか後ろ暗く、ポジティブとはやや離れた(広告のキャッチコピーとしては……)

・シチュエーションの再現を目指しすぎてスッキリしないコピーに陥りがちだった

 

え?ガチで狙いに行ってたの?って思われるかも知れませんが、ガチでした。 

動画になるということは読んでくれるはず!という見込みは当たっていて、自分のポエムを声優さんに読んでもらえる機会なんてなくない!?とテンション上がってたんですが、思えばその気持ちがデカすぎて広告企画の意図を無視してしまっていたんだよな……ガチ反省でしょこれ・・・

 

 

人生を教えてくれた 傑作! 広告コピー516 (文春文庫)
 

 

 

 コピーの勉強するためにこの本を買って予習しました。勉強にはなったけど、まーじでコピーライターってめちゃめちゃ頭をひねってシンプルな言葉を紡いでいるんだと再認識。

 

 

 最初に作ったもの。

お題から考えていって、水分補給=生命にとって必要なもの=生命力=ひかり、等と接続していって光と言ったらイルミネ。当時実装されたばかりでこのイラストの魔力に取り憑かれていたこともあり、真乃に決定。

「みずから」という部分の掛け言葉がフックとなる構成にしたんですが、無理やり感みたいなのが出てしまっておりイタいな。駄洒落は主張させすぎずにさらっと飲み込ませたいんですけど、駄洒落に気づいてもらいたい感が出すぎているというか、それナシでは成立しないコピーなので失敗と思う。

 

 かなり趣味に振っているのでお気に入りですが、広告コピーとしてはまどろっこしすぎる。受賞作品と同じイラストなので比較ができてしまうんですよね。描きたいシーンや感情を抽象化するにあたっての削ぎ落としがまだまだ足りていなかった。

意図としては、おそらくたくさんの人がやるであろうボトルを覗き込んでいる側ではなく反対をやりたかった。覗き込まれている女の子からの視点ですね。そこに透の名前だったりボトルの透明感から「見透かす」という強めのワードを選んでねじ込んでみた。イラストのまなざしとコピーのあわせ技で読んだ人をドキッとさせるのを目指したんですが・・・・・・うーむ。趣味として「それでもなお許容されていたい」という虚ろな願望を出してみたものだがつまりこれもう商品のコピーじゃねえ!!

 

 

 

 衣装ポエムで「マジック・アワー」が出てきたので、それに近いオサレ語感の気象用語を探して見つけた「ブルー・モーメント」を使った。しかしコピーは愛唱性も重要という点が完全に抜けていた。またブルー・モーメントを使いたすぎて前フリがおざなりである。

夕暮れや夜明けにごく僅かな時間のみ見れるという現象らしく、それにあったイラストを選択。結果的には放クラがもつ青春感、永遠感(概念)にうまく共鳴すればいいかな・・・と安直に出した。見直すのもはずかしい失敗作・・・。

 

 他の人の作品を見て、アイドルの名前をうまく組み込むとカッコいい!!ということに気づいてやってみたもの。それだけに発想がとどまってしまい、UVケア商品のコピーとしてもはや何を言いたいのか意味不明になってしまった。夏は昼だけじゃなく夜にもドラマが待ってるぜ!という方向に持って行きたかったんだが完全に方向性を間違えている。まぁ、こがたんのイラストでは1番すきなカードなのでそれでひとつ作れただけでも満足ということにしておく。

 

 逆に真正面から商品のコピーということを考えてトライしてみたいのがこっち。自分が日焼け止めを使うことがほとんどない人間のため、そもそも製品として訴求すべき要素も巷の例もほとんどわからなかったのでとりあえずアネッサの過去のCMを見まくった。「憂、燦々」は名曲だよなぁ。なおMV。

女性目線で、肯定感を出して、夏を楽しむ姿勢を意識した。研究をして臨んだため結果的には納得のいくものが作れた気がする。思いつきではなく練り込みって大事。でも遊び心のようなものに欠けている気がする。でもそうやって付与させすぎると結局まどろっこしくなりがち。コピーライターって職業の凄さを認識しましたね。

 

 

 いかんでしょ。

 

 お題は花火。天塵の直撃をうけ、あのエピソードのヤケクソみたいに美しいラストシーンになにを叫ぶのだろうかと考えて作ったネタ。個人的に気に入っている。「たまや」「かぎや」をど忘れした結果、「○○○や」のノリで透が「ハレルヤ」って言い出したら楽しいなとひとりでニヤニヤしていた。(そんなヤツおるか?)あの場面で、意図せず祈りの言葉を空へ投げていたとしたらそれもそれで美しいかなという勝手な願望も込めて。

しかし透という女の子を掴みきれていない感触の中で、かなり勝手な二次創作をしてしまったような後味もあり複雑な思いに駆られる。浅倉透、永遠にわからん。

 

 

 見返すと面白みがないなぁ。田舎の公民館前とかに貼ってあるような、地元のちいさな夏祭りのお手製ポスターみたいなノリをイメージして作った。考えて作るとついつい言葉を増やしてしまいがちだったので、欲望を振り払って極力シンプルなコピーを目指したんですが・・・・・・コピーとしては強いワードだったり視点だったり語感だったり情緒だったり、フックがないと見どころもないですね。

 

 

 

安易だけども・・・。動き出す一瞬の緊張のようなドラマ性を入れてみたかった。花火そのものではなくて花火によって不規則なリズムで照らされる相手の顔や響く音なんかを想起してもらえるようにしてみたかった。「合図」というワードでなにかこの次の瞬間にはじまるような奥行きを出したかった。

全部「かった」です。シチュエーションというか考え方自体は好み(まぁ自分で考えてるので当たり前)なんですがいまいち踏み込みきれてなかった感があり、花火大会×このイラストのネタでもっと自分なりに深堀りしたい。リベンジがしてぇ。たぶん次には正解が出せるんだ・・・。畜生・・・・・・。

同じイラストを使ってLINE上で友人と共作したものもありますが、今回の記事では割愛。

https://twitter.com/sazanami233/status/1292481989002457089

 

 

 

 

以上。なんのイベントもなかった2020年、夏。めちゃめちゃ楽しい記憶をくれた企画でした。

まさか公式提供のもとでシャニマスオタク同士でポエム合戦ではしゃげる夏が、そんな夜が来るなんて。楽しすぎるでしょ。絶対に来年もやってほしいです。ツイッター上で恥ずかしげもなく性癖にじませながらまたポエムづくりをしたいんです。今度はもっとマジメにやるから・・・・・・いやどうかな・・・・・・。

目標をもってコンクール企画的なものに挑んだことも久しぶりで、いい刺激になりましたね。結果できあがったもんは上の通りで、納得のいくものばかりではないですが、
これは、こんなでも、おれの夏の証明なんですよ……

 

9月16日。今日はノクチルのCDデビューの日でもあります。

 

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2020年の夏、終わったなあ。この夏のエンドロール「あの花のように」を聞きながら今日は終わります。来年の夏にはイベントもいけるようになっているといいですね。

 

#シャニマスサマーアイドル2021

 

 

 

THE IDOLM@STER SHINY COLORS GR@DATE WING 07

THE IDOLM@STER SHINY COLORS GR@DATE WING 07

  • アーティスト:ノクチル
  • 発売日: 2020/09/16
  • メディア: CD
 

 

ブルースターとカルペディエム 『きみが死ぬまで恋をしたい』3巻

 

 

 

百合姫掲載のファンタジー作品の第3巻。感想です。

いよいよ本領発揮というべきか、1巻から要所要所で漂わせてきた血生臭さ、搾取される青春、喪失の予感―――物語が正しく恐ろしく加速している。

それは、もういつもどおりなんて事はありえない現実を突きつけてくる。

 

もともと作者さんの作品が好きで(短編集『あの子に優しい世界がいい』から)本作も1巻からおってきていましたが、正直この3巻を読んで一番テンションが上がってきた。

 

 

はじめてブログで取り上げるのでさくっとあらすじを紹介。

舞台は魔法学校。しかし孤児院も兼ねたその施設の目的とは、身寄りのない子供を引き取り教育を施すことで「魔法兵器」に仕上げること。

人殺しのため、戦争のため、生徒たちは死ととなりあわせの閉ざされた日々を送っている。

ルームメイトが突然の死を迎えた主人公シーナだが、新たなルームメイトのミミとの共同生活が始まる。

しかしミミは学校の"特別製"であり、教師よりも強力と言われるほど飛び抜けたパワーをもつ不思議な女の子だったのだ。

 

 

本当は戦争になんていきたくない。いたいのはきらい。だれも失いたくない。

どうしてみんな、そんな普通にすべてを受け止めているの?

ミミとの交流から少しずつ自らの心境の変化を自覚しつつも、つねに喪失の予感をにじませながら物語は進み、現在第3巻。冒頭で書いたとおり、いよいよエンジンがかかってきたという感じです。

そも作品名が「きみが死ぬまで恋をしたい」である。最初から離別が込められたタイトルになっているわけで、このシナリオは織り込み済みだったに違いない。シーナの身体の特性を思うとこの作品における「死」の描き方はいろんなパターンも考えられるけれど。

 

切り札として戦場に投入されるミミは、死ねない肉体を持っている。

圧倒的な破壊力を持ちつつ回復能力も凄まじい。そりゃあ秘密兵器とも呼ばれるよな、ひどいスペックしてやがる。

読者はすでに知っていることだが、シーナは3巻にてようやく日頃ミミがボロボロになるまで"酷使"されている現実を知る。けれど何もすることはできない。ただ祈るようにお願いをするしかないのだ。

「ケガしないで帰ってきて」と。

ミミもその言葉をたいせつにうけとってくれる。けれど今はまだ、どうしようもなく兵器としての生き方しかできない。

 

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この純粋なまなざしが逆に酷だ。

この3巻は主人公のシーナ・ミミのペアのほか、セイラン・アリのペアが輝いている。というかむしろセイラン・アリのペアこそが3巻の主役だ。

そのセイランがミミに「なんのために戦うのか」と問いかける場面もある。はじめての友達シーナと以外でもミミの内面は揺れていくのだろう。これは4巻以降の変化を楽しみにしたい部分。

 

 

 

さてセイラン・アリのお話。

これがね・・・・・・いやぁ・・・・・・刺さったなぁ・・・・・・。めちゃめちゃ良かった。月並な言い方になってしまって陳腐なんだけれど、本当に好き。

2人をフィーチャーした3巻末の番外編「ひだまり」があまりにもやさしくて、美しくて、残酷だ。あざやかエンドロール。最高。読み終えてテンション上がりすぎてこの記事書きだしたレベル。

ここからはネタバレを含む記述になるので注意で。

 

 

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この2人の関係性がメチャツボって話をします。

セイラン(黒髪のほうです)は生真面目で気負いがちな女の子なのですが、アリ相手にはこんな柔らかに微笑んでくれる。ほんとうは年相応にかわいいものが好きできれいなものが好きで、でも自分には似合わないからって遠慮しがち。思春期か?思春期だよな・・・。

アリはそういう彼女のよわい部分も全部知った上で、でもあえて口にはしない。包み込むように彼女に接し、そしてセイランもそこに甘えるように心を開いていく。

 

セイランの努力が認められてか、ミミとの模擬戦の話がもちかけられる。そしてその先には実践が待つ。不安に陥りながらも、自分の使命を果たすために戦場へと進んでいく。彼女の無事の帰りを待つアリは、セイランにペンダントを渡していた。

 

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第14話冒頭より。 ここが凶悪。ひでぇことしやがる。

何らかのメッセージを魔法で刻んだペンダントだ。ここではこのメッセージはわからない。そして巻末の番外編「ひだまり」を読んでも、はっきりとした答えはわからない。けれど「ひだまり」で描かれているアリの内面描写にそのヒントが散りばめられている。

 

自分につけたはずの髪飾りを「わたしなんか似合わないよ」とアリにわたす。本当は自分がしたいのに恥ずかしくてできないセイランのために、一緒にペディキュアを塗った。

もっと甘えてほしかったんだ。もっとよわむしになってほしかった。もっと普通の女の子でいてほしかった。もっとずっとそばにいてほしかった。でもそれができない女の子だと分かっていて、その叶わない願いを込めてペンダントを渡していたのだ。

結局、どちらともが本当にしたいこと言いたいことを秘密にしていた。でも言葉にしていないだけでその秘密は筒抜けだった。見透かし合って、見透かされ合っていた。

 

セイランは、そのお守りがわりのペンダントにアリが込めた言葉を知っていたのだろうか。それはこれから語られるかもしれないし、語られないかもしれない。

自分なりの考えを書くと、「行かないで」じゃないだろうか。

その言葉をずっとアリは言えなかった。行ってしまうセイランに「行かないで」とメッセージをこっそりと渡していたとしたらとても美しく、アリらしいのではないだろうか。「ひだまり」のラストシーンはペンダントにメッセージをしたためる場面だと思われるが、その直前のモノローグは

 

セイラン あなたが

あなたがもっと弱虫なら

私もわがままを言えたのに

 

行かないでって

 

 最後までいうことができなかったアリのちいさなわがまま。それは何よりもセイランの幸せを願うわがままだった。モノローグにはそのいじらしい感覚がたっぷりと閉じ込められていて、セイランの命が消えてしまったあとにこれを読ませるという鬼畜の所業よ。願いは、届かなかったのだから。

3巻は悲劇的な結末を迎えた少女が真正面から描かれたのだけれど、あまりに美しいのだ。最低限の言葉と伏線だけがあり、悲劇がうんだ静寂にものさみしく反響している。余韻が素晴らしい・・・・・・。

 

 

正直いってメイン級のキャラクターがこんなに早く退場するとは正直予想していなかったので、かなりドキリとさせられた。でもこんなに鮮やかに喪失を描かれては、テンションあがるしかなかった。

 

余談だが2巻でパートナーを失った16クラスのエスタさんが再登場し、セイラン・アリのペアを見つめていたのも印象的な場面だ。

 

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この世界は、あたりまえのように誰かが死んでいく。毎朝のクラスルームで友人の死亡報告を聞かされる。そんなことはもはや珍しくもない。

そんな世界においても喪った人々はその傷を抱えて生きていく。次に死ぬのは自分かもしれないし、大切な誰かかも知れない。けれど彼らはそのために施設に入り教育を受けている生徒だ。逃れることも容易ではない。
残されたアリについての描写も、痛ましいが目が離せないポイントに違いない。4巻が楽しみ。

 

 

国の状況がどうなっているのか、なにを争い他国との戦争状態になっているのか、これは未だはっきりとは語られていない。今後も明言はされない可能性も高いと思われる。

けれど重要なことは、孤児を兵器として育成し戦場へ投入することを良しとするほどに切迫しているということだ。

その中で2巻第8話などで語られている禁術「蘇生魔法」は物語の根幹となっている要素と思われる。ミミの行く先にも影響する要素なのでここの秘密もどう描かれるのか。

 

とてもシリアスな物語だが、だからこそ一時の安らぎが描かれる場面にはとても心が癒やされます。

日常パートでほっこり柔らかな気分にさせてもらいながら、一気に揺さぶりをかけていく読み心地。その描き方も過剰にヒステリックなのではなく、シンと静まった深い哀しみが見事に表現されていて雰囲気をより奥行きのあるものにしてくれている。

 

最後に個人的に好きなシーンを紹介して終わります。 

ミミに持たせるための花を摘んだシーナ。ミミは大きな花かんむりを。そして自らには小さな青い花を。

 

ブルースター」の花言葉は「幸福な愛」「信じあう心」。

 

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いつ死んでもおかしくないこの世界。ここで生きる意味は。戦う意味は。
極限の状況下で、不安定な心をもちよって重ねていく少女たち。

 

 比較的スローな連載ですが、この3巻を読んでぜったい最後まで見届けようと決意しました。

 

 

 

 

あおのなち先生の過去作、短編集もおすすめです。昔記事も書きましたが、かなりバラエティに富んでかつエモい、魅惑の作品集。

 

 

 

ミリオンライブのアニメ化に向けて初心者におすすめしたいミリシタMV10選

 

 

アイドルマスターミリオンライブ アニメ化おめでとうございます!!!!! 

 

 

 

 

念願の、というのがこれほどふさわしいアニメ化プロジェクトというのも近年珍しい。デカめのコンテンツはだいたいアニメ化ありきのメディア展開をされていくので。

私は「シアターデイズ」の事前登録からミリオンライブに触れました。

そこから過去のライブBDもひとしきりは集め、現地ライブへ赴く程度にはどっぷりとハマっていくことになります。

グリー版をプレイしたことがないのが悔やまれますが・・・いやでも、ミリシタの魅力はすごい。そもそもアイドルマスターというコンテンツにほぼ触れてこなかった自分がミリシタを始めたことでアイマス全体にハマれたわけで。


ミリオンライブは閉じたコンテンツであるかのように語られることもしばしば。
「他のアイマスは知ってるけどミリオンはどんなアイドルがいるのかも把握してない・・・」というようなこともきっとあると思います。

そこで、ちょうど知人にミリオンのプレゼンをする機会もあり、そのたたき台としても本記事を書きました。
ざっくり10曲くらいのミリシタのMVを見て貰えれば、ミリオンライブの魅力のようなものを触り程度には掴んでいただけるのではないだろうか、と。

ミリシタのMVは素晴らしいクオリティを連発しており、ゲームとしてたのしいだけではなく観賞に足る魅了を備えています。

 

ようは

アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ(略してミリシタ)」という音楽ゲームアプリをこれから始めてほしいんだ、っていう記事です。

 細かい部分はさておき、MVの良さ、曲の良さという点から触れていきたいと思います。

 

 

 

Glow Map

ミリシタ3周年記念楽曲。現状限りなく「最新」と呼べるナンバーです。

ミリシタの大きな特徴として「歌い分け」とよばれる、歌唱メンバーやパート分けを自由に編集できる、という点があります。
好きなアイドルで、好きな組み合わせで、好きな歌詞を歌ってもらえるということです。オリジナル音源とオリジナルMVを作れるんです。唯一無二の強力な要素。

ミリシタをプレイしているとこの凄さを凄いと感じづらくなってくるようなときがあり、それはもう完全にマヒしているワケですが、改めて考えるとめちゃめちゃ贅沢なんですよね。
歌い分け対応楽曲はほかにもたくさんあり、中には5人歌唱どころか13人モード、39人モードなんてのもあります。39人がステージに上がってダンスします。コンシューマゲームか?とんでもないデータ処理が必要と思われ当初はスマホが火を吹くと言われていましたがスタッフ曰く「試しにやってみたらできた」という謎技術。まじ?

 

楽曲「Glow Map」も、そもそも素晴らしい。

しっとりとしたミディアムテンポのイントロ、眩しさを感じさせる美しいメロディのAメロ、そこから緩やかに加速していくBメロ後半、からのサビ!グングンとスピードを上げていく構成があまりにも気持ちいい。

上記の動画は5人バージョンなので、アイドルごとの歌声の個性も比較的つかみやすいのではないでしょうか。過去の周年曲も素晴らしいですが、今回のGlow Mapはとにかく各アイドルごとの色が歌声にハッキリと出ている。終盤に「行ってきます!」というセリフが出てくるのですが、ここの表現もアイドルによって千差万別。

歌い分け楽曲は1人を選んでソロ歌唱を楽しむこともできます。気になるアイドルを見つけられたら、その娘のソロ歌唱を楽しむのもまた最高のコンテンツ。

MVとしても「きっとあったはずの7thライブ」の奇跡をここにパッケージングしている。夕方から夜へ、シアターを飛び出した野外ステージ。何度見てもグッとくる。

 

 

百花は月下に散りぬるを

 2020年1月実装のイベント楽曲。

和ロック&スカな風味のサウンドでテンポいいナンバー。曲も好みなのですが、この曲を2番めに上げたというのはやはりMVとしての完成度が抜群だってことです。

和をモチーフにしたゴージャスな舞台。スピーディかつ細やかなダンス。扇子をはじめ印象的に光を取り入れたステージ演出……。毎月実装されるイベント楽曲としていつもどおりに実装されたのですが、初見時は「ミリシタってここまで表現できたんだ!?」という驚きと喜びがありました。ワンランク上のステージに到達したかのようなクオリティ。ダンスモーションのキレの良さにひっくり返っちゃった。

加えて凄まじいのが、ノーツでその振り付けを見事に表現しプレイしながら一体感を味わえるよう作られているということ。

 

 

解説動画。振り付けのタイミング、音がなるタイミングでピタリとノーツがハマってくるので実際にプレイするとこの気持ちよさが分かってもらえるのではないでしょうか。

MVの完成度もさることながらこういった部分で一層没入感が上がる仕組みを狙ってくる。ミリシタくんの丁寧な仕事ぶりとして好きなポイントです。

 

昏き星、遠い月

 

いわゆるMTGと呼ばれるミリシタ先行のCDシリーズでも異色作。ミリラジでMVをみたときの衝撃は忘れられない。

ダークで耽美な世界観でミュージカル調の一曲で、現在でもMVは最長。イベント周回にはまったくおすすめできないけど、なんか変なことをやってるということだけは伝わるんじゃないかと思います。

ミリシタが上昇気流に乗ったMTGの先陣をきった作品でもあり、ここからいまのミリシタの飛び道具的な遊び心が増えていきます。

ちなみにMTGシリーズはかなり作り込まれたドラマパートがCDに収録されており曲の世界観をより味わえる作りになっています。

中でもこの夜想令嬢のドラマはファンが多い印象。そして6thライブでは演者によって20分近くぶっととしのミュージカル形式で披露されました。

シアターで、ステージの上で歌って踊るというミリシタの個性の象徴とも呼べる存在感を放ちながらも、いまなお孤高。

 

花ざかりWeekend✿

 

同じくMTGシリーズから「娘。」ライクなパーティチューン。圧倒的な女性人気を獲得してネットでもかなり話題となりました。これだけ知ってる、という人も多いのかも。

 

女性Pにぶっ刺さる、というか社会人P全体にぶっ刺さるのでは?アイドルソングを越えて社会人応援ソングとしても強すぎる。鬱屈した日々も、思い通りにいかない自分も、なにかきっかけさえあれば世界ごと変わっていけるような予感に胸が踊ってしまう。

 

終業のベル(ジリリ)

めくりめく変身

モブキャラから主人公

きらめく世界へ まいりましょう

 

普通の日々を送るOLがセレブパーティに参加し華麗なる夜の主役になる……これはもう歌詞も曲も天才的。ユニットメンバーも大人組で構成されています。じっさい社会人経験のあるメンバーもいるのでこの曲との親和性が尋常ではない。

一夜ひとときの花盛り。日常を戦う女性たちが、ここぞとばかり咲き誇る、このワクワク感よ。

 

ラスト・アクトレス

シンデレラガール総選挙のような人気投票はないミリオンライブですが、一風変わった投票企画が存在します。あらかじめ設定とキャラクター設定のみ公開され、プロデューサーがその役に合うアイドルに票を投じるキャスティング企画です。

 

ラスト・アクトレスは「劇場サスペンス」テーマの投票企画から生まれた楽曲。
当時シアターへの合流が遅れていた田中琴葉(CV.種田梨沙)をめぐり投票次点から盛り上がり、イベント曲として実装された時にはそれまでのイベント記録をはるかに超えるボーダーを叩き出し伝説のイベントと化すなど、様々なドラマを産んでいます。

とはいえそんなバックボーンを知らずとも楽曲もMVも個人的にメチャメチャ好き。R・O・Nを信じろ。

腕をひらひらと泳がせたり、首をかき切るような手つきを見せたり・・・

不穏なアクションを細かく見せてくる振付。スリリングな展開の曲と相まって、忍び寄ってくるような迫力が見事に表現されています。バーストアピールで客席の光の海へ落ちていく演出は、ぜひ見ていただきたい。

 

 

 探偵が指を突きつけて、直後・・・。

またこの曲は初出がミリシタではなくミリシタ感謝祭というリアルイベントでした。当時の映像も残っていますのでMVを見比べてみるのも一興。
 

dear...

各アイドルにソロ曲がすでに3曲ずつ存在するのはミリオンライブの強みでしょう。(ミリシタからの参入アイドル2名は2曲)

中でも馬場このみのソロ曲のこちらは、2014年リリースとコンテンツ初期のナンバーでありながらいまなお楽曲人気トップを争うレベルの伝説的な曲。ソロ曲として突き抜けすぎてるので、デレで言うところのHotel Moonsideに近いところがあるかもしれない。

アイドルソングとしても一級品だしキュートかつ切ない印象をつよく残していく歌詞も見所。

MVはあえて言われないと気づかれにくいけれど「ワンカット」です。アイドルのライブ映像としてそんなの現実ではほぼあり得ない、けれども巧みなカメラワークや演出、アイドルの表情とその写しかたでまったく違和感なく見終えられてしまう。

こんな名曲をこんなカメラワークで、しかも好きなアイドルで楽しめるというところの凄み。

 

 

 In The Name Of。 ...LOVE?

 

続いてもソロ楽曲。アイドルは真壁瑞希。ポーカーフェイスななかに熱い気持ちを秘めている彼女による初々しいラブソング。これはもう単純に歌が最強なので聞いて。

ポエトリーリーディングのようなAメロでは歌詞の内容にあわせてゆったりとした振り付けをしていくのですが、「どきどき」の箇所なんかでは逆さまのアングルになったり、見ている人をどんどんと誘い込むような仕掛けがたくさんあります。

一気に曲調がかわるBメロ部分、そしてサビ直前の「……らぶですか?」の突然の上目遣い。細かくフックをもたせているMV。不思議と何度みても飽きないんだよなぁ。

 

 彼女はすでにソロ2曲目もミリシタ実装されています。 

Silent Joker https://www.youtube.com/watch?v=BCv05d6CQN0

こちらもよろしければチェックのほどを。

 

 

ハーモニクス

これは完全に趣味。オルタナティブな香りの高いデュエット曲。前述の「花ざかり」と同じく、ミリシタプレイヤー外を突き刺すだけのリーチのある仕上がりだと思います。

一聴して分かる通り、この最上静香とジュリアというアイドルは生い立ちはもちろん目指す方向性もパーソナリティも歌声も、同じものを共有しているとは言い難い。ただし歌にかける情熱だけは確か。そのユニゾンの美しさと攻撃性はこの曲にもつよく現れているように感じます。濃密な”感情”をゲーム内コミュやMTGドラマパートで楽しむのも良き。ミリオンライブのセンターが先陣きってこのユニットの限界オタクをやってくれているので心強い。

MV的にはやはり赤と青の切り替えが印象的な演出と、なによりスタンドマイク!世代的にはNaNaを思い出させられる衣装もツボofツボって感じ。歌唱力オバケふたりがバチバチに歌声でバトルしだすライブバージョンも良いですね。

 

Princess Be Ambitious!!

 

うおお、めっちゃピンク!こちらは属性曲と呼ばれるシリーズの1つ。ミリシタではプリンセス/フェアリー/エンジェルの3属性があり、いわゆるキュート/クール/パッション的なものです。こちらは曲名のとおりのプリンセス感ドライブ全開で飛ばしてくるので振り落とされるなよ!って感じです。

ちなみの前述の「花ざかり」と新田目翔さんの担当曲。ミリシタにおけるキラーチューン製造マン。

ダンスはかわいらしくもかなりのカロリー消費を誇るであろうことは見ての通り。小気味よいリズムに聞いていてつい体を揺らしてしまうような圧倒的なハピネスが詰まった一曲ですね。

歌詞にも注目。ここでいうプリンセスとは守られる可憐な女子ではない。

己をみがき、高めあい、強く凛々しく美しく!さながら戦士のような迫力をもって、けれどとびきり可愛らしく歌い上げてくれるのです。

極めつけはMVには登場しないのですが、フルサイズ大サビ直前のこのフレーズ。

 

白馬じゃなくたって平気よ 王子様

 

完敗。夢見るだけじゃなく、未来も運命も掴んでいけるはずだ。

 

 

UNION!!

 

ミリシタのオタクはこのイントロを聞くと天を仰ぐという習性があります。(そうか?

ひとつの到達点。シアターデイズ1周年記念として実装された一曲。

楽曲のクオリティ、歌詞、MV、ライブでの破壊力など、ミリオンライブの中でも突出したメッセージ性と存在感を持つ曲になっているように思います。


個性(ちがい)を分かりあうことで(となりで)
無限大に 分かちあう世界
流した汗と 涙が "ひゃくまんパワー"
アコガレだって超えられる
この歌声がUNION!!
この歌声がMILLION!!

まず歌詞。これだけでもう泣けてしまうんですけど、とにかくアツいサビで歌われるこのフレーズひとつひとつがあまりにも「ミリオンライブ」を表していて、青春感やチーム感や目指すべき憧れやブチあたってきた苦難などが一挙になだれ込んできて涙袋がタプタプしてきてしまう。

この歌声がユニオン!この歌声がミリオン!の叩みかけがあまりにも強い。

そして終盤ラスサビ。

旅路は 果てしない
夢路に 終わりはない
きみと(きみと)
UNION!!(UNION!!)

ひとりじゃ 届かない
ひとりも 手放さない
行こう (見よう)
MILLION!!

ヒィン・・

ひとりじゃ届かない。ひとりも手放さない。ミリオンの姿勢はここに詰まっています。

 

MVとしてもかなりイカれていて、歌い分け対応曲ということはもちろんですが属性対応もしています。ユニットに含めたアイドルの属性によって振り付けがかわったりライトパターンが変わったり、どうしてそこまでやるんだよとこっちが逃げたくなるような作り込みがされています。マジでいくつパターンがあるんだ?億じゃきかないはず。

 

初の周年イベントということで走り方の加減がわからないプロデューサーも続出、そして運営側もそれにストップをかけられないまま熱狂の嵐は続き、Pの体力と石を燃やし尽くしていったことも有名。中には入院にまで至ったPもいたとか。UNION!!が宿すドラマのもう一つの側面。以降のイベントにリフレッシュタイムが設けられるきっかけを産んだ、血塗られた歴史である。

 

 

 

 

 

以上、ざっと10曲分のMVでした。もし初めて見るという人が楽しんでいただけたのなら幸いです。

 

また現在 「765PRO DIGITAL LIVE THEATER」略してデジシタと呼ばれるまったく新しい投票企画も始まったばかりです。

https://milishita-3rdanv.idolmaster.jp/digital_theater/

Pが「コレだ!」と思う曲を投票し、ミリシタMVをつなげたひとつのライブ作品を作り上げようという企画です。 現時点の枠は16曲分。

いやこれ・・・・・・自由にセットリストを組んでライブやっていいよって・・・こんな妄想はかどる企画あります?これヤバいオタクがSNSとかSS創作とかでオリジナルセットリストを書いてんのとまったく同じじゃん。俺たちの妄言を現実にするまたとないチャンス!テンション上がるしかないでしょ。

残念ながらミリオンの7th、アイマス初の野外ライブは中止となってしまいましたが、その気持の受け皿としてこんな企画を用意してくれて感謝しかないですね。感謝しかねぇよ。

 

今回はMVを中心にミリシタを紹介しましたが、豊富すぎる衣装、異常に早い楽曲追加ペース、かぶりのストレスゼロのガチャ体制(いわゆるキャラ整理の必要なし)、AP消費サクサクかつオートライブでながらプレイも簡単・・・などなど、などなど・・・驚くほど快適にプレイができる音楽ゲームです。
最近はちょっとメンテも増えてきましたが、ホスピタリティある基本姿勢は作品に愛着が持てる理由のひとつになりえる。あと楽なので"サブ"のゲームとしても空き時間に落とし込みやすい。

アニメ化ですこし気になりだしたような人にこそ触れてみてほしいですね。

 

 

最後に最高のGlow Mapをお聞きください。

 

 

 

 

 

 

 

 

WordPressから引っ越しました

 引っ越してきました、「正直どうでもいい?」というブログをやっている者です。

前世はWordPress、前前世はFC2、前前前世はなんでもトリビア掲示板(ユーザーたぶん10人くらい)です、よろしくお願いします。

漫画やゲーム、最近ハマってる短歌のことなどを書いていくと思います。

 

 

ひとまずデータ移設してブログ開設まで慌ただしくやってこれを書いているので、過去記事の体裁の整えたりアレコレ設定をいじるのはまた後日として……直近で書きたい記事もあるしとりあえず挨拶だけでも書いておくかという感じです。

 

いや~WordPressのブログですが、理由はよくわからないままに突然ブログ消されてしまいました。

1週間くらい放置して久しぶりにログインしてみると、様子がおかしい。過去記事も見れないしアクセス解析もエラー状態。停止中とのメッセージ。サポートに問い合わせると半日もせず返信がありました。

 

Your site has been suspended for containing content that we consider to be spam or machine-generated content. We define this as content created with the primary purpose of mass solicitation, directing traffic to third-party sites, or excessive automated posting.

Content that falls into these categories includes, but is not limited to, advertising and promotional content, duplicate content, and content written primarily for gaming search engines. This is a violation of our User Guidelines and Terms of Service, and as such, your site will not be restored.

 

「スパムコンテンツが大量に発見されたんや、ブログは復活できんスマンやで」ということらしいですが、まじで心当たりがない……。

最初は過去記事のR-18関連が抵触したのかと思っていたのですが、スパムって。(理由がわからないのでもしかしたらはてなでもそのうち同じように消されるかも……)

もともと記事データのエクスポートすらもできない状態だったんですが、メールで依頼することでエクスポートできるようには手配してもらうことができました。

しかしまぁスパム認定したサイト相手にきちんとメール対応してくださったのは流石という感じですね。

 

WordPress、無料プランでは思うようなカスタマイズもできなかったのでやや使い勝手の悪さは感じていました。有料プランは対個人用でも高いし。更にここにきてブログを釈然としない理由で消されては……ということで3代目のブログをはてなに立ち上げました。

 

それにしても、自分がはてなでブログを書くとは、という感じですね。

FC2で最初のブログをやっていたころ、同じように漫画レビューを書いていたサイトにはてなブロガーさんも多かったので、かなり意識していたのは確かですが。いざお試しでブログを立ち上げてみたらかなりシンプルにつかいやすい機能が揃っている印象。

Google BloggerやOwndも少しだけ試してあんまりピンとは来ず。次はnoteにしようかとも思ったんですが、あちらは長文を投稿できるSNS的な感触でサイトレイアウトも自由には触れないという所ではてなを選びました。

細かい部分はまた調整していきます。

 

まぁ、そんな具合で、また思い出したときにでも記事を書いていくと思いますのでよろしくお願いします。

 

 

 

 

youtube貼りテストです。Glow Mapを見てください。