●最高級の、雨ふる楽園の物語。『言の葉の庭』感想
この記事の追記のような形の更新となります。
先日、秦基博「言ノ葉」のMVアニメーション、ディレクターズカットBDが到着しました。
これは「言ノ葉」シングルCD購入者が抽選でゲットできるもので
自分ももちろん応募していたわけですが、運良くあたりました。
528名っていうのは倍率的にはどうだったんだろうか…。
映画のエンディング曲である「Rain」とは別に、「言の葉の庭」の世界を歌ったオリジナルのイメージソングが「言ノ葉」です。
曲調や歌詞の内容から、作品風景があざやかに脳裏に蘇りますな…。
曲に関してはこちらのライナーノーツも読むと楽しいです。
MVはアニメ本編のカットをつなぎあわせ、新規カットも多数盛り込んだ内容となっており、ファンは必見の出来栄え。
ショートバーションがつい最近Youtubeで公開されたので、まだ見ていない方はぜひぜひ。
→秦 基博「言ノ葉」の “新海誠ディレクターズ・カット版” MVがついに公開!
開始すぐに新規カットですね。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=jT01lexrWIU&w=350&h=230]
雪野さんが足の爪を着る(&メガネ装着!!)シーンには、この作品らしいフェチを感じる…!
さて、こっからが本題なのですが!
このMVには、「映画本編を見た人ならきっと見たかったであろう場面」が新規に追加されているのですよ!
これに俺は大興奮したのでこうして記事をかいているわけです。
このMVフルサイズ版は『8月28日(水)よりi-Tunes ほかにて取り扱いがスタートする』とのこと。
ネタバレになるので以下収納します ↓
震えたのは、孝雄が作った靴を雪野さんが履くシーンがあること。
このMVを最後まで見て、その追加シーンに思ったことは「これ本編に入れろよおおおおお!!!」だったわけですが・・・
でも確かに、これは『イメージソングのMV』という映画本編とはちょっと離れたポジションの映像作品だからこそできた、監督のとびっきりのサービスだなと感じました。
映画本編はきっちり、あれで完結しました。
でもこの作品を好きになった人は、きっとこの場面を見て
映画本編に加える形で幸せな余韻を味わえるのではないでしょうか。
(テレビ画面を直に携帯で撮っただけの低クオリティでお届け)
もしかしたらこの靴のシーンはあくまでイメージで
孝雄が願った空想のワンシーンでもあるかもしれません。
しかし例えそれでも。
孝雄が精一杯に思いを込めて作った、雪野さんのためだけのこの靴に、雪野さんが足を差し入れる、この聖なるハッピーエンドを映像として拝めて最高に嬉しいのは、俺だけじゃないはず‥!!
「秒速5センチメートル」は映画本編で曲に合わせた映像展開をクライマックスに用意していましたね。
こういうミュージックビデオ仕立ての映像作品は監督の得意技といった感じです。
新規カットがあることもさることながら、ひとつの映像作品として美しくまとまった5分間。
たまたま抽選で当たったから良いものの、こんなこんな素晴らしい映像作品なのだから普通に広く見られるものにしたほうが、なんというか勿体無いのでは…
とは思うものの、MV自体が作品のダイジェスト構成でもあるので、ネットでフル公開とはなかなかいかないんだろうな。
再度になりますが
Youtubeで公開されたショートバージョンの後半を見られるフルバージョンは
『8月28日(水)よりi-Tunes ほかにて取り扱いがスタートする』とのこと。
映画を見てグッときた人は、ぜひフルで見て欲しいですね。
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そういえばダヴィンチで「言の葉の庭」の小説版の連載が始まったみたい。 秒速5センチメートルの時と同じく、執筆するのは新海監督。 もちろん、メチャクチャ楽しみにしております。