「正直どうでもいい?」

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こんな怒涛のイチャラブに悶絶しないわけがない『7時間目の音符』1巻

7時間目の音符(ノート) (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)7時間目の音符(ノート) (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
(2011/11/11)
志摩 時緒

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   ちゅーしても良いですか 志摩時緒先生の初単行本「7時間目の音符」1巻が発売されました。 「ああ~もう、この二人のイチャイチャっぷりは・・・!!!」というのはこのコミックスのオビにあった文章ですが、本当にこれに尽きる!こんなイチャラブ見せられたら僕はもう・・・!! 夏コミの時くらいに葵さんちに行ったとき、彼が「これ凄いんですよ」とオススメしてきたので読んだら、案の定その場で悶え転がったという。 それから単行本化を楽しみにしていたのですが、一気読みするとさらにヤバイ! ラブコメファン必見と言える内容になっているのではないでしょうか・・・。


吹奏楽部の1年生、葉平。入学から数ヶ月で彼には恋人ができました。同じ吹奏楽部の2年生、あずみです。ふたりがイチャイチャする漫画です。説明終わりっ! ふたりそろって恥ずかしがり屋で不器用。そしてはじめてのお付き合いです。 ほらーもうこれだけでニヤニヤしちゃうのに、期待を裏切らない展開の連続なんですよ! 1巻には第5話までと、プロトタイプの読み切り版第0話が収録されていますが、1話ごとに何度もニヤけ、1冊読み終わるまでにトータルで何度ニヤニヤしたかわかりません。 むしろ読んでる間ずっとニヤニヤしてたんだと思います。なんだよこれ・・・。 音符1 ハッと気づく、恋人が振り絞った勇気と、自分のちょっとしたミス。 申し訳ないことをしてしまったことを反省しつつ、彼のがんばりに照れ、「明日ちゃんとしよう・・・」と意気込む姿!しかし次のキスでもトラブルが・・・。 いやはや、第3、4話の一連の流れは最強でした。「やりなおし!」とかもうね。凶悪とも言えるくらいの破壊力ですよ!ゴロゴロゴロ この作品、2人ともが恥ずかしがり屋なおかげで、時折もどかしさを感じます。 でもそれは悪い意味ではなく、むしろ絶対に来ると予想できている盛り上がりのための助走として作用します。それに加えその上手いことしたいことをできない不器用さ、それ単体でも最高に幸せなんですよもう!難しいことはどうだっていいんだ!かわいすぎるんだ! そんな彼らの不器用さが強く現れていたのが第2話のデートのお話。 全然スマートにデートができない、なんとかしなきゃって互い焦り頑張る2人。 心が離れてしまいそうな一瞬を乗り越えてのラストシーンは極上に甘かったです。 また、舞台の学校の風習がまた面白いんですよね。 女の子は彼氏のネクタイを巻くというものです。この表紙でもあずみちゃんしてますね。 「せっかく恋人になったのだから・・・」という思いは当然あっても、素直にそうすることができない彼女にまたニヤけますな・・・。 みんながネクタイしてのろけてるもんだから、「私はあんな風にはならないぞ!」と意地になってる感あり。本当に恥ずかしがりなんですねえ。 でも、いつだって好きな人を身近に感じていたい。 第一話はネクタイをメインに進行するエピソードで、しょっぱなからイチャイャエンジン全開。そしてそのまま最後まで爆走していく恐ろしいテンションです。 あと、男の子が女の子にネクタイを結んであげるというほんのり逆転シチュにも萌え。


2人きりで過ごす甘い甘いひとときは当然素晴らしいのですが、 第三者に対してのろけてみせるシーンもまたたまらないというもの。 音符2 これ、自慢してやろうっていう意図は一切なしの、ナチュラルのろけなんですよね。 ただぼんやり会話している中にも、あの男の子が好きなんだってにじみ出てる。 そしてうっかり口に出してから、自分で自分に恥ずかしくなっちゃう。 もうどんだけ好きなんだよー!勘弁してくれ! 女の子同士で彼氏についておしゃべりするシーンとかなぜか自分大好きなので、そういう意味でも上のシーンは大好き。裏話が聞けてるような感じが。 そしてこの作品、あずみの友人の頼子や葉平の先輩の米くんなど、サブキャラも魅力的。 頼子のこざっぱりした性格も気持ちいいですし、米くん先輩は誰とでもくっついては離れてを繰り返してて軽薄そうなイメージが最初はありましたが、彼の真意が見えてくるとその印象も薄れました。米くんがこの先どうなっていくのかも気になるポイント。 そして5話の最後に、新一年生の女の子があらたに登場。 おでこがかわいらしい彼女、果たしてどんな動きをみせてくれるのか! 書きたいことがとっ散らかってしまいましたが、そろそろまとめを。 恋人と触れ合うあまい時間をたっぷり描かれていて、幸福感たっぷりな本作。 主人公もヒロインも赤面しまくりの赤面三昧です。悶絶しすぎて心臓がいたい。 また、恋愛だけじゃなく部活シーンも描かれていて、それもまた2人の心を盛り上げるイベントになっているんですね。イチャイチャにしたって、やってることはかなり王道だと思いますが、欲しい展開を次々投げかけてくれる。願ったとおりに心に突き刺さる。快感です。 音符3 はあああ!もうこれだけでいいですううういいんですぼかぁああああああ。 だいぶ冷静じゃない感じで感想かいてしまいました。ラブコメって素晴らしいですね。 これまで隔月連載だったのが毎月連載になったようで、今から2巻が待ち遠しい。 『7時間目の音符(ノート) 』1巻 ・・・・・・・・・★★★★ 押し寄せる怒涛のイチャラブ。悶絶しまくりでした。単行本カバーをめくると面白いオマケも。