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とらドラ!スピンオフ の感想

とらドラ・スピンオフ!―幸福の桜色トルネード (電撃文庫 た 20-7) とらドラ・スピンオフ!―幸福の桜色トルネード (電撃文庫 た 20-7)
竹宮 ゆゆこ (2007/05)
メディアワークス
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   舞え。降り注げ。 あっはっはっはー。声を大にして言おうと思う傑作!! 「田村くん」シリーズからのゆゆぽファンですが、これは久しぶりにきた! この本、「とらドラ・スピンオフ!」とのタイトルどうり、番外編というものです。 今続いている「とらドラ!」も面白い作品だと思います。が、田村くんはやはり最高だった。 「とらドラ!」はやはりシリーズ化することを前提とした物語なので、いまだストーリーはゆったりとしていますが、こちらは違います。この一冊で完結、ゆえに停滞を許さぬスピード感に溢れる展開。 「田村くん」は悩み悩んだ主人公が一気に走り出すことで素晴らしい爽快感が出ていました。 今回もそんな感じ。出合って、デートして、少しウジウジして最後は大暴走ー! 青春とは向こう見ずな馬鹿野郎のための言葉なのか、となぜか思ったり。 勢いで近づいて、勢いで告白して、・・・勢いで・・・・・・・わー。 全部で3篇(+1、本編のキャラが出てくる短編あり)の構成ですが、まず1、3つ目はよかったとして、2つ目の話が少し微妙だったかな。少しここで停滞してしまった印象。でもその分、3つ目のお話の疾走感が際立ったので、もしかすると作者は狙ってたのか。 主人公の恋物語がメインですが、もう一つ、見逃してはならないのが、上級生コンビのお話。 全校生徒の心のアニキ、すみれの心の中がよく分かった・・・ような気がする一冊。 恋愛とか勉強とかに悩みながら、未来を考える。ただ騒ぐだけじゃない、静かな盛り上がりも見逃せません。すみれが言い放った一言、不思議と心に力が宿ります。みんなで夢を語るラストシーン、最高だと思う。 そして男同士の友情に胸を打たれる。一冊丸々青春だらけ。これはどういうことだ。 番外編なので、「とらドラ!」を読んでない人もOKな作品です。 なるほど、この作者もまだこういうのがかけるのか。とらドラの最終巻も期待が高まりますね。 「とらドラ・スピンオフ!」 ・・・・・・・・・★★★★☆ テンション上がって下がってを繰り返して、最後は大円満。ラブコメ好きなら読むべきかと。 かなーりベタなラブコメですが、やっぱり自分はラブコメ好きなんだなと再認識。

         テスト終了。 んー、まぁデキは置いといて、これでやっとスッキリした。 あとはNZ行ってくるだけですね。うっしゃ、やろう。CLANNAD