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トムソーヤ感想と色々

トムソーヤ (ジェッツコミックス)トムソーヤ (ジェッツコミックス)
(2007/08/29)
高橋 しん

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   さよなら トムソーヤ     君は、あの夏の名前 ひたすらにつづく青の世界。夏の物語です。高橋しん先生のトムソーヤ。 有名な「トム・ソーヤーの冒険」の舞台を日本にしてリメイクした作品です。 この現代で、漫画のような、映画のような、夢のような冒険がいつできるだろうか。何も知らない子供のころだけかもしれない。でも、性別に関係なく、年代も関係なく、全ての人間に、少年の心は宿っている。誰だって一度は思うんだ。冒険をしたい。主人公になりたいって。 主人公は美大に通う女性「ハル」。祖母の葬式のために、都会から海辺にある田舎町に帰ってきます。そこで子供たちと出会い、新たな「少年時代」をすごしていく、そんな物語。殺人現場を目撃したり、無人島に冒険に行ったり、殺し屋たちと戦ったり、といった空想のような夏が描かれます。少々分かりづらい流れもあったけど、ボリュームのあるいいシナリオです。 そしてとにかく目を引くのが美麗なトーン処理。 現実のもの以上に綺麗な背景です。古びた一軒屋、樹、海、雲、雨、太陽。ビジュアル面にも非常に拘りがある作者さんですが、今回はまた素晴らしい。この点においてはこの作者の作品中最高の出来だと思います。 ただひとつ難を言うとすれば、ところどころに無理矢理コメディ描写を入れているところ。その影響でシリアスなシーンでも上手く盛り上がれない箇所も多々。シーンによって空気をちゃんに入れ替えて欲しかった。しかしこれによって、絶望的状況のなかでも楽観的な子供らしさは表現できていたと思います。 まぶしいくらいの青春。まだ高校生なのにノスタルジックな空気に浸ってしまいました・・・。 俺の住んでる県に海はないけれど、昔に行った海水浴のことが思い出されます。あの頃はもっと純粋に一日一日を楽しんでたかもね。今でも楽しんでるけどさ。・・・と、そんなよく分からない思いに駆られます。 ハルたちは様々な出来事を通して友情を深め、全てを終えたその後、「宝探し」に向かう。 少年時代はもう二度と戻ってこない。あの夢見たいな季節は一生取り戻すことができない。全ての大人が、それを知って育ってきた。だからハルは最後の最後に別れを告げる。それが、あの一言です。 『トムソーヤ』 ・・・・・・・・・★★★★☆ 素晴らしい読後感を味わえる一冊。本当にいい作品だと思います。 満点じゃないのは、やっぱりシリアスになりきれていない空気のせいかもしれません。 でもそれがある意味でいいところ。夏が待ち遠しくなる爽快な物語です。 私→の→お→じ→い→さ→ん→が→く→れ→た 住人みんな空気読んでます。参加したかったw 『ヒャッコ』と空間表現 こういう考察文が書けたらいいのになぁ・・・。勉強になります。 ぶっ壊れてたアクセス解析、日曜日から復活しました。 なんかここんところヤケに人が来てくれるようになりまして、どんな風に来てくれるのか知ってないとなんかアレだなと思って復活。 「秒速5センチメートル」「エム×ゼロ」「ワールドエンブリオ」の感想できてくれてるのが多かったです。特に秒速と感想で、一日に20人くらい来てくれてました。 秒速は、劇場で見た翌日にノリで書いたものなので、所々に変な文が混じってて恥ずかしい。 ワンブリ一巻の感想文とか、今見ると死にたくなるくらい稚拙な内容ですよ。でも「ワールドエンブリオ 感想」でググったらこのブログがトップに来てた。一時的なモノかもしれないとは言え、これは恥ずかしい。書き直そうかな・・・。 まぁそんな感じで、アクセス解析見てると結構面白いもんですな。 ちなみにこのブログの一日のアクセス数、重複IDを省くと、大体50くらい。 その中で岐阜県からのアクセスが1/4くらい占めてました。あれ?知り合いばっかじゃね? ではでは。

ワンブリ4巻ま新しい本の購入は控えよう という意味不明な目標をたてて生きてます。 でもなんか読まないとやってられないので、 さみだれ1~4巻、I's8~15巻を読み返し。 まとめて読むと、感じ方も変わってきますね。 特にI'sは、あんまり読み返してなかったからまた新鮮に読めました。 次はレンジマン辺りを読み直してみようかな。