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CLANNADイメージアルバム「ソララドアペンド」感想

ソララドアペンドソララドアペンド
(2006/02/24)
不明

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CLANNAD」の世界を補完するイメージボーカルアルバム第2弾。 これまた原作のBGMをアレンジしてボーカル曲にしたアルバムです。 1、同じ高み 原曲は『同じ高みへ』。 イントロ・間奏でのおだやかなギター演奏が耳に残るポップス。 ゆったりとした曲調にのせ、これまた美しいriyaさんのボーカルが堪能できます。 しかしこの曲に関しては、もっと生音メインで行ってほしかったかな。 歌詞の渚ルートでのバスケの試合シーン。渚シナリオの中でも相当の上位にランクインするであろう名シーンですね。 しかし「同じ高みへ」は、このシーンよりもことみシナリオのラストで流れたときの方が印象的でしたし、このBGMで曲を作るならことみシナリオとして作って欲しかったかな・・・とか考えたり。 それとこの原曲『同じ高みへ』は、CLANNADのBGM中でも1,2を争う名曲だと思ってます。 2、風の少女 原曲は『は~りぃすたーふぃっしゅ』。 どっからどう聞いても風子のための一曲。 カランコロンと可愛らしい音が頻繁になり、シンプルながらも楽しげな雰囲気。 4分に満たない曲なのであっさりと聴けてしまいますが、ぶっちゃけこのCDの中では浮いちゃってますw(と言っても4曲しか入ってませんが) 能天気な感じの歌詞でキャラソンな雰囲気を漂わせていますが、ラスト付近でのCメロの歌詞は流石。すこし切なめに〆。 そういえばアニメ9話で挿入歌として使用されていましたね。 3、ひとひらの桜 原曲は『遙かな年月』。 たしか渚の卒業式でかかったBGM。つまりは渚専用曲。 そして歌詞は汐ルート・・・つまりは渚がなくなった後のことかと・・・。 壮大に展開していく原曲と同じ、盛り上がりが非常に気持ちいいバラード曲。 『いつまでもそばにいる そう誓ったあの日が 遠くなる』 最愛の女性を失い、ただ呆然とさまよう主人公。その姿を思い浮かべながら聞いてみるとね・・・うん、・・・・・・あー、涙腺キッツ。 というわけですごーくゴテゴテの泣き曲です。歌謡曲っぽい。 4、木漏れ日 原曲は『汐』。CLANNADのタイトル画面で流れていましたね。 ピアノメインのやさしいバラード曲。 個人的には「小さな手のひら」と並ぶ名曲だと思います。 メロディの美しさもそうですが、歌詞!歌詞ですよ! 「あなたが生まれた日」を思い出しながら、幸せな眠りに落ちているふたり。 「もうわたしたちが与えられるものはない」と歌ってしまっていますから、もしかすると本編を含むCLANNAD関連シリーズの中で、もっとも先の未来を描いているのではないでしょうか。 すっかり年とった主人公と渚を想像すると、どうですか。頬がゆるゆるになりませんか。なりますよね。もう嫁ぎに行ってしまった汐を思う彼らの曲なんじゃないかと勝手に想像を膨らましてしまいますよ。きっと汐の旦那さんも、不器用な男なんでしょうね。 最後の最後にしてまたしてもCLANNADの物語を大きく広げてしまった一曲です。   まとめ アルバムとしてはあんまりまとまりがない一枚。なにせ4曲しか入ってない。これで値段が2000円近いんだから貧乏学生にはキツいですよ。 けれどもやはりファンとしては見逃しては置けない曲たちです。 幻想世界を重視し、世界観を広げることに専念した「ソララド」は違い、キャラクターに焦点をあてた曲が多い印象。 特に「木漏れ日」は、CLANNADを締めくくる名曲だと思っています。 「ここまで来たらとことん付き合うぜ」な諸兄たちになら満足いくCDとなっているハズ。けれど一般向けで聞きやすい曲がないため、「ソララド」よりさらに人に勧めづらいCDになっていることも確か。 CLANNADriyaさんのファン以外はスルーが吉でしょう。

リトバスやる時間が見当たらない。 むりやり時間作るしかない。 あうあう。