「正直どうでもいい?」

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ロックマンエグゼに青春を捧げた27歳ヒロイン。推すしかない。推すしかないじゃん。『ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?~好きになったJKは27でした~』1巻

ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?~好きになったJKは27でした~ (GA文庫)

すでに話題にはなっているようでネット上にも反響がゴロゴロしているようですが、やっぱね、人を引きつける要素をこんなに盛り込んだらそりゃそうなるわと。

ななせめるち先生の描く性的すぎるアラサーヒロイン。
・男子高校生との年の差恋愛。
・世代間ギャップ(とくにゲームの話題)を軸にしたあるあるネタ
・物語のテンポのよさがぶっちぎり。
・設定だけの面白さで終わらせずにストーリーにきちんと葛藤や切なさや熱さがある。
・年の差を気にしすぎてから回るヒロインがポンコツ&ピュア&ちゃんと大人の魅力もあるという完璧っぷり

 

キャッチーの塊みたいな作品だなオイ。

個人的にはもっとガッツリと主人公とヒロインが葛藤するような展開も読みたかったのですが、それはこれから直面していく問題のはず。いまはただ初々しすぎる2人のはつきあいをニマニマと眺めるのみよ・・・!!

それにしても、年の差という要素はあれども描かれる恋愛模様は非常に誠実で、ピュアの一言に尽きる。でもきっちりと性意識はあって、むしろ後半からはリビドーとの対決に近づいていく。そりゃヒロインも大人だし、主人公は思春期真っ盛り。セックスを意識しまくるおうちデートの緊迫感も絶品でございます。まぁからっきし上手くいかないんですけども。2人そろって避妊具を持ってきてることが互いにバレて悶絶するシーンは想像するだけでゾクゾクきちゃいますね・・・。

誠実だと感じるのは2人の恋愛観のすり合わせ方が丁寧というか、きちんと相手を思いやろうという意識が節々に感じられること。おっかなびっくり手を握ろうかどうしようかと、不安と期待にテンションがおかしくなってる感じの脳内乱高下っぷりが好きなんですよね。はじめての緊張と年の差というプレッシャーまで加わってふたりとも完全にキャパオーバー起こしてます。

さっそく2巻が出ることは確定らしいですし、軌道に乗って欲しい作品。
この作家さん、前作では爆発四散してしまったのでそういう意味でも応援したい・・・

ななせめるち先生がコミカライズ担当までしてくれたりしたら最強だと思います。

しかし、まぁしかし。なにが自分の琴線に触れたかって

ヒロインがエグゼオタだってことなんだよなぁ・・・

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自分はいま26歳なんですけどヒロインが触れてきたゲームだったり、懐かしの思い出がたりをするネタがいちいち直撃するまさに同年代。なんならヒロインに感情移入していろんなシーンを読み返してみるとがっつり泣けたりする。

そんなワケでヒロインの高感度が俺的にめちゃくちゃ高い。もっともっと彼女のことを見ていたくなる。こういう強烈なヒロインが自分のストライクゾーンに突き刺さってきちゃうと、ほんとたまんないですね。

エグゼは名作。1~6全部いい。しいて言うなら2と3が好き。あと6。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=EiB5gd5qmEk&w=560&h=315]