「正直どうでもいい?」

漫画 音楽 娯楽

あの超カオスなアマガミが帰ってきたぞ!『あまがみっ!SS+plus』

あまがみっ!SS+ plus (ファミ通クリアコミックス)あまがみっ!SS+ plus (ファミ通クリアコミックス)
(2013/04/15)
ピアイ才

商品詳細を見る

   う~んウナギ 我ながら旨かったな… うわーどうしようおもしれー!感想書きたいけど、でも手におえたもんじゃないw 「アマガミ」販売元のエンターブレインが直々に世に出してしまった、ピアイ才先生の「あまがみっ!」シリーズは、読む者を置いてきぼりにしそうな超疾走感で突き抜ける強烈なギャグ漫画。 アマガミのコミカライズシリーズは本当に出来が多いものが多くて、ファンとしては喜ばしい限りでした。しかし中でもこの「あまがみっ!」はとびきり異質。原作を弄り倒しすぎて影もカタチもない有様ですよ! 好き勝手やりすぎ!それでいて原作ゲームやアニメの小ネタを拾ってむりやり話をこじ開けていく豪快さが楽しいw話のスジはムッチャクチャなんですが、この漫画だからこそ許されるノリが最高に愛おしい! これが同人誌じゃなく公式のコミカライズで出てるってのがすごすぎますよww こういう自由さもアマガミのメディアミックスの面白さだったよなぁ。また新しいのが読めて嬉しいです(ホロリ 1巻 アマガミ・・・ですよねこれ?『あまがみっ!』1巻 2巻 キャラ崩壊の嵐!破天荒すぎるアマガミ 『あまがみっ!』2巻 基本はアニメ版2期、「アマガミSS+」に沿った内容。 でも全然沿ってないのでオリジナルのギャグ漫画みたいなものかもしれない。パッション君とかシカとか、細かいネタ拾ってますけど、マジメに原作に従おうなんて気はさらさらないのです。この作品はそれでいいw


アマガミと言えばの主人公、橘さんですよ! あまがみっ!ssp ぬるぬるする液体で遊びながら主人公登場。これは吹き出す。 これが連載第1話目の最初の1コマですよ。もう意味分かんない。でもこれが平常運転。 しかもこれが出オチにならず、ずっとこんなテンションが続いてるんだからもう頭イカれてるんじゃねーかと。ピアイ才先生の才気迸る…。 今回の収録分ではこの登場シーンがもっとも面白いとどこかで評判らしいですがw 全7話で、主要ヒロイン6人のメイン回と、最後に番外編の温泉回。 ヒロインの順番なんかも完全にアニメ2期通りなのですが、ヒロインたちも見事にぶっ壊れてるので原作を知っていればそれだけ面白いし、むしろ知ってなくても楽しいと思うw ただでさえキャラが濃い連中ばかりだった「アマガミ」ですが、それをさらにカオスに煮詰めています。行き過ぎてキャラ崩壊の嵐!それがイイ! 絢辻さんはそもそも原作の時点でアクが強かったですが、さらに恐ろしく、そしてあざとくキャラを深めてますねえ。ロリ辻さんとはどうしようもねえかわいさだわ。 あまがみっっsp3 リンゴを握りつぶすアヤツジサン! 食欲のみで稼動するひどいキャラ崩壊を食らった梨穂子ですが、今回ではなんと1番のラブコメ要員となっています。夏バテにより食欲が減退したらやっと食べること以外にも考えが行くようになりました。これまでがホントに弄られてばかりだったので、ようやく報われたと言ってもいいw 七咲はマジメな娘なのでギャグ方向に弄りにくそうだと思うんですが、ピアイ才先生はさすが。でも濃ゆいキャラが多すぎて七咲埋もれ気味かもしれないが、彼女に頑張れという方が無茶かwオチの適当感に笑ったw あとM字まくらネタ見たかったなー! モジャかわいい棚町薫扉絵の浴衣姿がめちゃくちゃかわいい!寿司屋の息子が心底ヒドいキャラになっている。突拍子もなく現れてUMAを探してまた森に消えていくなど相変わらず森島先輩はぶっ飛んでた。 漲るおっぱいパワーでモテモテになった中多紗江ちゃん。マジメなようでいて、一度勢いづくとほっといてもナチュラルにぶっ壊れたことしだすのが彼女らしいと言えば、そうなのかも知れないな…たぶん…。 森島先輩はメイン回じゃなくてもだいたい毎回出てきて存在感放ちまくりでしたが、ついにやってきた主役回でも頭おかしい(褒め言葉)。もちろんアニメに出てきたジェシカと2人揃って頭おかしい。 アマガミssp2 でもこの森島先輩のノリが「あまがみっ!」を象徴しているようにも思うw そして最終回。まさかのうなぎEND。温泉回だというのに温泉に入ったの橘さんだけでした!残念!あとみゃーが撃ち落とされてました!


そんな…感じの…「あまがみっ!SS+plus」でした…(ガクッ)。感想書くの難しすぎぃ!! 面白すぎるストーリー&キャラ崩壊。こういうのがコミカライズとして公式で出版されるということが、アマガミという作品の懐の深さを裏付ける。 アニメ2期も終わって、あーもうアマガミ関連は出尽くしたかなーと思ったら、遅れてこんなプレゼントがやってきてくれたので、本当に嬉しいですよ! 憎いのが、ちゃんと可愛いヒロインたちも書けるということ。 たまーに崩し絵じゃないマジメ絵が出てくるんですが、そのクオリティの高さに「この作画で一冊やってください」と思わんでもない…でもピアイ才先生だしそんなのはしてくれないだろうw お腹いっぱいのコミカライズ(?)でした。なんとレベルの高いギャグ漫画か! ここまでめちゃくちゃなのに好感度が高いのは、純粋にギャグが面白いのもありますが、作者さんが「わかってる」からなんですよね。細かい小ネタの拾い方とか本当にこの作品を愛して何度も触れ直したんだろうなぁと思うし、キャラをブチ壊すにしても愛がある。原作へのリスペクトと作者のやりたいギャグが一体となっていることが、このシリーズのなにより素晴らしいところです。 カバー裏の表紙案、4とか8とかも見てみたかったなw 『あまがみっ!SS+plus』 ・・・・・・・・・★★★★ まさかの復活を果たした原作ガン無視コミカライズ。清々しいまでのカオス。