「正直どうでもいい?」

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ますます賑やか!これは純愛ですよ?『恋愛暴君』2巻

恋愛暴君2 (メテオCOMICS)恋愛暴君2 (メテオCOMICS)
(2013/04/12)
三星めがね

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   死ぬ気で彼女と向き合いなさい! あーーいいなー!2巻にしてはやくも安心感すらある。このドタバタ騒がしい日常は、居心地の良さと愛おしさに包まれています。 「恋愛暴君」2巻が出ました。1巻2巻と2ヶ月連続刊行となっており、しかもだいぶ宣伝されていますね。これは期待されてるんだろうな。 もちろんそれに相応しい面白さを持った作品ですよ。 そんな感じかは1巻の感想でも書いたので、そちらも見てもらえれば。 →元気になれるわちゃわちゃ賑やかラブコメ!『恋愛暴君』1巻 あと特設サイトも作られてます。あらすじはここ見ればわかりやすいですね。 URL見て知りましたが、「恋愛暴君」て英語にすると「ラブタイラント」なんだ。 暗い気持ちに一切ならずに済むドタバタコメディってのは、読んでいると本当に幸せになってきますよ! 作者の三星めがねさんの紡ぐ、まさに転がるように心地いい話のリズム。 ギャグのノリも自分に合いましたし、なによりキャラ力(ぢから)も良し! 2巻の表紙にもなったヤンデレ少女茜がベストフェイバリット。残念な美人さんであり、主人公が好きで好きで仕方ない様子が可愛くて仕方ない。もっとおっぱい使って迫って欲しい!(ニカッ


1巻ラストで気になる発言をしていた女の子、委員長さん。 2巻の前半は彼女と先生を主軸としたストーリーになっています。 委員長への好意をまるで隠せていない、大人っぽさ皆無の微笑ましい楠先生。 先生からの好意を自覚しつつ、どうしたもんかを頭を悩ませる委員長。 スレちがっているらしいこの2人をなんとかくっつけようとする主人公たちは奮闘します。グリちゃんがめずらしくちゃんと天使らしい仕事をしている!! と思いきやメンバーにまともな人がいないので、混乱してばかりでグチャグチャになってしまうのがねえ、コメディのお約束。 しかし委員長がいいキャラしてる! 底の深い発言と表情に、読んでいてドキドキしてしまいましたよ。 「茜を遠ざけて私に告白でもするのかと思った」とかね。真面目なのかおちょくってるのか、判別のつかないテンションで言ってくるもんだから! 恋愛暴君22 こういう本心の見えない、捻りのあるキャラすげえ好きだなぁ。小悪魔キャラか。 ちょっと影がある感じですが、でもまっすぐ恋する女の子でもある。 しかもトリッキーであるだけで、決して不快にならないキャラクター。 計算高く、自らの恋を育てていく。将来を見据えて。あーイイ娘だわ…! いつも慌ただしい先生とクールな彼女の、きっと幸せな未来を思って笑顔。 主人公たちが基本的にバカばっかりなので、期間限定のゲストキャラながら、主人公たちをちょっと遠くから眺める保護者っぽいポジションにいてくれたのも良かった。茜のことを理解していたし、委員長という役職らしく、ちゃんと委員長っぽいキャラなんですよね、表面はw ゲストとしてだけじゃなく準レギュラーとして出てくれないかなぁ。


さて、委員長がかわええんじゃという話をした所で みんな大好きヤンデレ娘、茜さんの話をしましょう。 恋愛暴君21 主人公も言ってますけど、本当に理不尽なんですよ! 私以外と仲良くしちゃダメ。浮気したらブッ殺す(天使の加護で死にませんけど)。でも例え男でも主人公を傷つけようものなら、容赦はしない。 邪魔なものを排除しようってアクションもホントに遠慮ないしな…。 恋愛暴君23 この2面性!!デレとの切り替わりも面白い。 「あなたは私のモノ」という意識の塊なのですよ。行き過ぎた純愛! これだけ愛されたらたまんないよなぁ、いい意味でも悪い意味でもw 主人公も、もうちょい彼女の好意に応えたれよ!と思ってしまいますが ヤンデレキャラを真正面から受け入れちゃうとそこで話終わっちゃう気もするので しばらくは茜さんにはヤキモチ焼きつつ殺意抱いてもらいつつ好感度MAXをキープしていただきたい所ですね! 病んでいるというのはギャグのネタとしてだけじゃなくて、彼女の純粋な恋心の深さを常にアピールされているってことでもある。 これだけ好意を寄せてくる娘なんですから、主人公としっかり幸せ掴んでほしい! 2巻後半からは主人公の妹ちゃんも登場。アブない百合っ娘・柚ちゃんも少しずつ主人公になびいてしまっているし、さらにラブコメ戦線は混沌深まりそうな…。 しかも2巻末では、グリちゃんとの単独デート回! グリちゃんは捉え所ない正確なんだけど、無自覚にかわいさを振りまいているのがいいですね。 グリちゃんは恋の天使、キューピッド。でも人間の男の子との恋は? 天使と人間の恋仲はホントは駄目らしいのですが、グリちゃんのパワーならなんとかなってしまいそうに思えてしまうw フサさんとラブやん的な構図になったりするんだろうか…そうか主人公プーになっちゃうか…。(勝手な妄想)


そんな「恋愛暴君」2巻でした。 タイトルに暴君とついていますが、まさにそんなイメージの賑やかなラブコメ恋愛の甘い部分も酸っぱい部分も喧騒にまぎれて溶け込んでる。 恋愛要素を引き立てつつ、でもしっかり楽しいコメディやってますねえ。 斬新な漫画というわけではありませんが、冒頭でも描いたとおり、安心感がある。 読み心地の良さは、つまりこの世界の居心地の良さなんだろうな。 テンポよくサクサク進んでくれるし、ストレスフリーな漫画でございます。 でも6話の柚ちゃんなんか「ちゃんと自分の恋と向き合え!」とアツい叫びをしてくれてたまらなかった。そういう面でラブコメと侮れない魅力もあったりします。 3巻は8月に発売。今なら2巻直後の9話、最新の10話がメテオで読めますね。 新キャラのピチピチキューピッドさん…。 『恋愛暴君』2巻 ・・・・・・・・・★★★☆ きほん気楽に脳天気に楽しめる漫画ですなー。グイグイ引っ張ってくるラブコメ