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爆裂!猟奇!搾精!なんでもアリの破天荒学園ウォーズ!『戦闘破壊学園ダンゲロス』3巻

戦闘破壊学園ダンゲロス(3) (ヤンマガKCスペシャル)戦闘破壊学園ダンゲロス(3) (ヤンマガKCスペシャル)
(2013/04/05)
横田 卓馬

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   それこそがビッチ・オブ・ビッチ!! 過激に尖りまくりの大人向け少年漫画! 一言で表すならそんな感じだと思います、「戦闘破壊学園ダンゲロス」。 ムチャクチャな超能力を持った学生たちが、それぞれの組織で三つ巴の大戦争を繰り広げる怒涛のバカテンション超能力バトル漫画。刺激的なジャンクフードのような作品かもしれない。 とにかくパワフルで、気分がハイなまま突っ走るこの疾走感がたまらない!! しかもこの3巻はとある強烈な女キャラにより、これまでより更に過激に性的にトンデモない事態に突入していく! というか、ものすごい勢いで精子が飛び散りまくる!なんだこれ。 魔人と呼ばれる異能力者たちを集めた学園「ダンゲロス」では 番長グループと生徒会が待ったなしの戦争を繰り広げている真っ最中。 しかしそこに謎の第三勢力「転校生」が乱入。グループ関係なしに生徒たちを殺戮にかかる! 本気で命を取り合う学園バトル!バカみたいな超能力戦争!


非常に少年漫画らしい作品だとも思うんですよ「ダンゲロス」。 異能力者だらけの学園を舞台に、三つ巴の大戦争! 次から次へと新しい超能力者たちが現れては消えて生きては死んで。 クセありまくりの濃ゆいキャラたちが、もんのすごい能力を携えて何十人と! でも掲載誌は月刊ヤングマガジン。そりゃあいくら題材が少年漫画っぽくても、これは少年誌ではやれんわな。例えばこんな超能力。 異常に精液をまき散らしながら金玉を破裂、絶命させる、男性限定の殺人ウィルス能力! モブだろうが魔人だろうが、どんどこ人が死んでいく!爆死コマ切れ処刑に首チョンパ下品で残虐!それでも(だからこそ?)テンションが上がってしまうのが、なんでか知らないけどこの作品はクヨクヨ悩ませてはくれないからだ。とにかく前へ前へ! そんなわけで、「次はどんな面白い能力を持ったヤツが出てくるかな~」というところの期待がめちゃくちゃデカいダンゲロスですが、 個人的に過去最高のインパクトを持った、恐ろしい女が現れました。 この男の悲鳴が、どれだけ強烈な行為なのかを物語る。 ダンゲロス31 超絶的な性技を備えた人を超えたビッチ!! 荒淫において右に出る者なしを言われたビッチの中のビッチ!! ビッチ・オブ・ビッチである!! 恐らく宇宙一 セックスが巧い!! ダンゲ32 彼女に技をかけられた者は男女問わず!とにかくすンごいテクで絶頂しまくりなのだ!! しかも半径2kmの人間に対して遠距離ビッチ能力でもある! とにかく彼女に近寄ったら最後、気を失うまで搾りに搾られ枯れ果てる!! バ カ す ぎ る おかげで3巻の前半なんて、男たちが延々と情けない悲鳴を上げながらビチャビチャ精液を吹き出しながら悶え狂う、悲惨すぎる絵に。 その能力名「ぴちぴちビッチ」! 「それ適当に思いついたダジャレだろ絶対!」感たっぷりなネーミングはダンゲロスにおいて今に始まったことではない!大体いつもそんな感じだ!いンだよモノが面白いなら! 1巻2巻とものすごい勢いでバトルに次ぐバトルバトルバトルで 当然この3巻も戦いっぱなしの全速力な内容となっていますが 鏡子さんのインパクトは凄すぎる!全部持って行かれた感すらあるw この濃ゆいキャラだらけの漫画でこれだけ目立つのはすごいことですわ。


3巻は鏡子さんの存在感に引っ張られてか、だいぶ性的な(しかしこの漫画だとこれっぽちもエロくないしむしろ笑えてくる)内容となっていました。 しかし考えてもみれば異常者だらけのこの漫画。性的におかしなやつとかそこらじゅうに居る! おもしろすぎたのは某男性キャラ。とびきりイカれた性癖の持ち主である。 ごめんオレ・・・・おばあちゃん以外で勃たないから あっハイ。 すごい名言飛び出してきたな……。 そして過去にやってきた“転校生”と描く番外編では 同じ性的な能力を持つもの同士、転校生と鏡子の熾烈なるバトルが! フル勃起イケメンVS見た目だけおとなしいビッチオブビッチ!! ヤるかヤられるか!!いや、殺るか殺られるか。 命をとりあう真剣な場面にすら笑いがこみ上げてくる。シリアスな笑いとはつまりそういうコレである。 「そう・・僕も貴女と同じ“淫魔人”・・・・!!」(キィン… とかよくわからない事を言いながらエレクトしたモノを見せつける男に対し ダンゲロス33 鏡子さんもカッコよくパンツを脱ぎ捨て応戦。いやなんでだよ。なにが「さすがだ…」だよ!つかパンツ糸引いてますが!イイネ!(ニコッ もーね!バカが多すぎて楽しすぎるんだ!ダンゲロス! この作品は全体的にこういう無茶苦茶なノリで支配されている。 本当にカオス。からこそ面白い!こういうノリのバトル漫画、大好きさ!


そんな「戦闘破壊学園ダンゲロス」第3巻でした。 有名な話ですが、作画担当の横田さんはもともと有名なWEB漫画を描いていた人だったりします。あと「こがねいろ」という、少年ジャンプではかなり短期集中連載をやったり。 まさに気鋭の新人作家さんですなー。今後の活躍にも期待したい。 原作の「ダンゲロス」はもともとネット上で展開していたものだそうで こちらは自分全然詳しくはありませんが、どうやら読者参加型でどんどんキャラ(+能力)が追加されていった感じらしいですね。このまとまりのなさすぎるカオスなバトル漫画は、そのいきさつをたどればなんとなく納得するw 「こんなヤツがいれば面白くねぇか?」の悪ノリの集合体みたいなものか。 お下劣、ムチャクチャ、演出過剰。待った無しの超スピード感。 全体的な低俗で「やりすぎ」で、どうしようもなくテンション上がってしまうのだ。 ドラマが深まるまえにストーリーが先に先に進んでいってしまうものだから、そこに少々のもったいなさはあります。もっとこのキャラじっくり見たいのになー、と感じることは多々。 でもこのスピード感こそがこの作品の魅力でもある!サックサク人が死んでく! フルスロットルのまま駆け抜ける超ド級に頭ワルい異能バトル漫画「戦闘破壊学園ダンゲロス」。ますますテンションあがって4巻が待ち遠しい! 『戦闘破壊学園ダンゲロス(漫画版)』3巻 ・・・・・・・・・★★★★ 巻を重ねるごとにますますテンション上がっていくお下劣なバトル漫画。お精子祭り。