「正直どうでもいい?」

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全力投球イチャラブエロス三昧。 『年刊中年チャンプ』ほか

18禁記事です。 今夜に『正直どうでもいい酔いどれ眼鏡ラジオまごごはん』というラジオをやります。 詳しくは告知ページのところへお願いします。→告知ページ その告知ページにありますように、今回のラジオには自分のイチオシの成年漫画を紹介しようというコーナーがありまして、自分は純愛イチャラブ漫画をテーマに2作(2作者?)をあげさせてもらっています。 うち1作、睦茸先生の「あまみドコロ」に関しては去年の12月の更新で取り上げていますので、そちらも見てもらえると嬉しいです。 → クリスマスだからエロ漫画2010! しかしもう一方の中年先生の作品に関してはブログで取り上げてはいなかったので、どんな作品なのかを事前に文章に起こしてみようかなと。自分の考えをスッキリさせるためでもありw


年刊中年チャンプ (ポプリコミックス)年刊中年チャンプ (ポプリコミックス)
(2008/07)
中年

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(2010/05/27)
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年刊 中年チャンプ 初期作品号 (ポプリコミックス79)年刊 中年チャンプ 初期作品号 (ポプリコミックス79)
(2010/10/27)
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中年先生は上の3冊を出しています。「年刊中年チャンプ」シリーズですね。 もうまんまなのですぐ分かると思いますが、タイトルからロゴデザイン、目次ページまで、明らかに某週間少年漫画雑誌をネタにしていて危ない気がします・・・が、多分いいのでしょうw 最初に発売された「年刊中年チャンプ(無印)」、2冊目の「合併号」、3冊目の「初期作品号」収録されている作品は全て1話完結で、そのどれもが純愛ラブコメものです。 この作品の魅力は、ありふれた言葉になってしまうのが申し訳ないのですが、女の子が可愛いこと。そりゃもう物凄く。物凄く!そしてばっちりエロい! オール和姦ということで身構える必要はまったくなく、極上の愛とエロスの世界にどっぷりと浸ることができる内容となっています。多種多様なヒロインたちを楽しめます。 ページ数が特別長いわけではありません。しかしながらこってり濃厚にヒロインたちの溢れんばかりの興奮と愛情を描ききっており、一冊トータルの満足感がものすごいです。しかもそれが3冊も出ているのですよ!どういうことなんですか中年先生ありがとうございます! 20110522123637.jpg 無印収録『かくれん坊将軍』 全身でいっぱいに愛を受け、また愛を注ぐヒロインたち。 紅潮する肌、とろとろに蕩けた表情、女の子の性格・体つきもバリエーション豊富。性器描写も自分好みで嬉しいです。わりとリアル系描写がされますが、つるつる。 ついでに自分が好きなエロ漫画的シチュエーション・・・というか『絵』に、繋がりあいながらのキスシーンがあるのですが、泡立つくらいに激しく、またちろちろ細かく舌を合わせるなど、キスの描写も、シーンそのものの数も意外と豊富でして素晴らしいという他ないのです。 そして中年先生の作品で特徴的なのが、Hシーンが終わってからだと思ったりもします。ピロートークというと若干違いますが、ちまちまっと小さななコマでまたキャラクターたちがイチャついて、それでその話は幕を閉じます。そのイチャ付きっぷりが可愛すぎてもう・・・もう、俺はどうすればいいのでしょうか。 20110522123640.jpg 無印収録 『俺が犬で彼女が主で』 なんという幸福感・・・。激甘の性交シーンを味わった後にやってくる更なる刺客!エロシーンが終わっても逃がしません、さらに追い討ちをかけるか強烈な攻めの姿勢。最高です。 何度ベッドの上で転がったことか。読んでる最中どんな顔してるのかは知りたくないです。 20110522123629.jpg 特に好きなのが「合併号」に収録されている「うしろのメガネ太郎」という作品のラスト。左下の小さいコマが見えづらいので拡大。 20110522123606.jpg 「キライだから!」 「キライ!」 「・・・キライだもん」 「お願いだから『嫌わないで』って・・・言ってよう・・・」 「お願いだから『嫌わないで』って・・・言ってよう・・・」(エコー) なんですかこのかわいい生き物!! 中年先生の手書き文字でちまちまっと小さく書かれたセリフ。画像として載せるには見えづらくて申し訳ないのですが、これにこそ、素直になれないけど頑張って愛を言葉にしたヒロインたちの本心やら羞恥やらが見え隠れし、至福の読後感を読者に届けてくれるのです。ちょっとだけ素直になれたんですよ、体を重ねたことで。もう!もう!なにそれ!


ではまとめでも。いつになくテンション高い文章になってしまって読み直すのが怖いですが。 というのも中年先生の作品は基本的にテンションが高いものが多く、読んでいて成年漫画だという意味以外でも凄く気持ちよくなれるのです。極上のラブコメがいくつも収録され、というかラブコメしかないのにそのどれもが素晴らしいという凄まじさ。 好きな作品を上げればキリがないので、挙げることがそもそも難しいです。 無印、合併号、初期作品号三冊で、中年先生が商業で発表した作品を全て網羅することができ、年代順から読んで行くと、先生の成長ぶりがよく分かり、その変化もまた楽しめる1要素。 初期作品群は確かに新しいものと比べると絵も未熟ですが、それでも描かれているものにほぼ変わりはなく、これもまた存分にニヤニヤさせてくれる作品たちなのです。 単行本として読むと統一感にはやや欠けるものの、それも全て愛しいと思えてしまうほど。 中年先生が出した3冊、そのどれもに、どこかおかしく、激しく、微笑ましい、少年と少女の等身大の感情が、目いっぱいに甘く詰まっています。 成年漫画のラブコメ、というところにおいては、強くオススメしたいのが中年先生の作品。 最初に読む一冊としては無印(一冊目)がいいと思いますが、3冊どれもお気に入りです。 また中年先生の作品が読めますように! 『年刊中年チャンプ』シリーズ3冊 ・・・・・・・・・★★★★☆ のぼせるくらいに情熱的な恋。かわいい、エロい、面白い。凄いです。