「正直どうでもいい?」

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殺人鬼とは呼ばせない 『藍坂素敵な症候群』1巻

中学時代の同級生である詠千詩凪さんと新たにリンクを結びました。 →パンでなく米食え米 自分も米派です!(どうでもいい)


藍坂素敵な症候群 (電撃文庫)藍坂素敵な症候群 (電撃文庫)
(2010/01/10)
水瀬 葉月

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   土下座がまだよ 水瀬さんが送る新シリーズ「藍坂素敵な症候群」。C3と同時進行です。 主人公がやってきたのは特殊な病気『耽溺症候群(フィリアシンドローム)』が発生する街。 その病気とは、『好みの資質』を異常発達させる・・・いわばフェティシズム増強病。そしてそれが更に進み重度罹患となると、自らの欲望を満たすために暴走、快楽殺人鬼のような存在となってしまう。 (例えば足フェチが強くなりすぎて、実際に誰かの足を切り落としてコレクションしたり) それを防ぐための部活『医術部』部長・藍坂に、自らの特殊体質のためにその秘密を知らされる主人公・那霧浩介。じきにフィリアシンドロームをめぐる争いに巻き込まれていきます。 C3と比較すると、やや黒&グロ成分が強めですね。 コメディ、バトル、恋愛、シリアスそれぞれ丁度いい塩梅で面白いです。 とくにシンドロームを発病させた人々の狂気的な描写が過激で格好いい! 自転車ラブな男子にニヤリとしましたw まぁ自転車で殴られたらたまったもんじゃありませんがね・・・。あと忘れてはならないタイガーマスク。シリアスなのにアホらし過ぎるw もちろん女の子キャラも多く、個性的な面々が揃っていますので C3がバッチリはまった人なら違和感なくいけると思います。 好きなキャラは陰子(かげるこ)ですかねー。黒髪ニーソドSロングヘア・・・完璧! この街を守る藍坂の役目と、その決意。 それを知ったとき、浩介もまた決意をする。 殺すことのできない殺人鬼を救うため、殺人鬼と自分を蔑ませないため、告げる。 「―――俺を殺してくれないか?」 言葉遊びをしているかのような独特のシチュエーションですが、これがまた熱いのです。 そしてついにやってくる、このタイトルの由来。

そう、きっと―――藍坂素敵な症候群。

読んでてゾクッときましたねぇここは・・・! これは読んでみないと意味が全く分からないと思いますが・・・ ラノベの王道というか、欲しいとこにカポッと入ってきてくれたというか なんとも爽快感のある名シーンだったと思います。これは2巻にも期待できそう。 それとC3では外人さんが多いのでそれほど気になりませんでしたが・・・ 作者の妙なネーミングセンスが炸裂していますねw ラノベ的な流行なんでしょうか。面白いからいいんですが! 『藍坂素敵な症候群』1巻 ・・・・・・・・・★★★★ 個人的にはC3よりもピッタリきた水瀬さんの新シリーズ。長く続いて欲しいな。 2巻は5月発売です!