「正直どうでもいい?」

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CLANNADイメージアルバム「ソララド」感想

ソララド クラナドイメージボーカルアルバムソララド クラナドイメージボーカルアルバム
(2004/06/25)
不明

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CLANNAD」の世界を補完するイメージボーカルアルバム。歌い手はriyaさん。 ようするに原作のBGMをアレンジしてボーカル曲にしたアルバムです。 1、少女の幻想 原曲は「幻想」。 オープニングにふさわしい、非常に幻想的な一曲。 消え入りそうなriyaさんのボーカルによって儚さもぐっと深まっています。 しかしその歌詞が歌詞カードにもどこにも書かれていません。なので歌詞を聞き取ろうと注意深く耳を傾けていると・・・いつのまにか完全にこの曲に飲み込まれてしまっている。心地良いトリップ感。いい仕掛けだと思いました。 6分近くある曲なので、繰り返し聞くと退屈になってしまうかな。 2、オーバー 原曲は「それは風のように」。 今アルバム中唯一の王道J-POP路線。元気さと切なさが同居してる感じ。Aメロの完成度が高いですね。キラキラしたキーボードと電子音が効いた、軽快なポップスになっています。何より、飽きが来ない。絶妙なメロディラインですな。このアルバムでは一番好きかも。 アニメでも挿入歌として効果的に使用された曲なので、聞いたことがある人も多いかもしれませんね。 またriyaさんの綺麗なコーラスワークも堪能できます。riyaさんはメインボーカルよりコーラス時の声のほうがいい感じだと思うのです。 さて、問題なのが歌詞に出てくる「君」。 やたらと感情豊かで楽しい「君」ですが、こんなキャラ、CLANNADにいたっけ・・・?というわけで、妄想も色々膨らむ一曲。・・・俺の理解が浅いのかもしれませんね・・・。 3、海鳴り 原曲は「潮鳴り」。 原曲よりも少しアコースティックな雰囲気を強めた仕上がりのバラード曲。 歌詞は現実世界から幻想世界へと移っていく瞬間のような感じ。汐ルートかな? サビでの歌詞と高音の絡みが涙を誘います。どことなくスピッツの「正夢」に似てるかも。 4、遠い旅の記憶 原曲は「雪野原」。 声の震わせかたが独特で、日本の古典的イメージに重なります。堂々とした雰囲気のわりに、歌詞の方にはいまにも消えてしまいそうな寂しげな単語が並んでいたり。 時代も時間も意味不明な世界観で、これこそが「幻想世界」。 しかし一曲通じて聞くのは少々疲れる・・・かも。 5、一万の軌跡 原曲は「町、時の流れ、人」。 幻想世界にある崖から現実世界の輝きを見下ろしているシーンから始まります。 憂鬱なイメージを漂わす原曲から、目まぐるしく展開していく7分ほどの大作に。 アルバムの流れとして考えるなら、この曲がハイライトかな。 やたら様々な音が詰め込まれていて、アレンジを変えまくったり、途中で「少女の幻想」に移ったり、とおもったら突然子守唄みたいになって、そこらからまたサビに入っていく。聞いていて退屈しませんね。 「生きていく 生きていくんだ」と繰り返す前向きな歌詞で、幻想世界であるのにもかかわらず力強さを秘めているのがいい感じ。ゆっくりと世界が開いていくような。 壮大な曲ですが、非常に聴きやすくまとまっていると思います。 6、空に光る 原曲は「空に光る」。 わりとコンパクトなイメージのラスト曲。ただ、印象的なメロディをリピートしまくる構成のため、聞き終えた後もぐるぐると頭の中を曲が回り続けます。 少々ベタなバラード曲ではあります。ただ、だんだんと輝きを増しながら、やわらかに展開していくのは非常に感動的。 歌詞の内容はちょっと複雑。幻想世界ではないことは確かだけれど、現実世界でもないと思う。確実なのは、「君」にたいする愛が歌われていること。CLANNADの世界と照らし合わせて、色々考えてみるのも、この曲の楽しみの一つかもしれません。 個人的に、OSTのジャケを見ながら聞くと、泣けます。 まとめ 6曲入りミニアルバムなのにお値段2100円と少々高め。 CLANNADのことを知らない人が聞いても、ピンとくるのは2,6曲目くらいじゃないかなと思う。 それでもCLANNADをプレイした人なら、ぜひとも聞いてほしいCDですね。 原作BGMをベースに曲が作ってありますし、歌詞も世界観ぴったり。むしろ世界観を広げてくれているような気もします。 また、CDケースのデザインがとても感動的です・・・。 CLANNADを知らない人が買うにはハードルの高いCDではありますが、原作ファンなら抑えとくべきでしょう。 ・・・と発売してから4年後に購入した俺が言ってもなーんも説得力ないですね。すいません。      というわけでしったかぶり全開で全曲感想書いてみました。

                CLANNAD4コマが気になってるんだけど 買いかなぁ。 表紙を描いてる絵師さんは好きなんだけれど。